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【意外と難しい?】金魚の飼育方法・初期費用・最低限必要なものとは

※2018年6月1日:追記済み

我が家では金魚を飼っています。

夏祭りなどにある「金魚すくい」って、子供がやりたがりますよね。

うちも祖父母といったお祭りで娘がゲットしてきた金魚を飼いはじめました。

でも金魚を飼うなんてすごく久々…それこそ私が小学生の時以来です。

せっかく飼うなら大切に育てたいので、金魚について、どんなものが必要なのかなどを色々と調べてみました。

今回は金魚の飼い方、最低限必要なものなどをご紹介します。

金魚の基本情報

金魚はその祖先がフナと言われており、染色体が倍化した体性であるため遺伝的変異を起こしやすいく、この特徴を利用して様々な品種が作り出されました。

体色は白やオレンジ、赤、黒など様々で、尾の形もその種類によって独特な形をしています。

水温に応じて体温も変化する変温動物なので、水温が高くなれば体温も上がり活発に活動するようになるが水温が下がると体温も下がり動きが鈍くなる。

一般的にペットショップやホームセンター、お祭りの金魚釣りで見かけるのは「和金」という種類

飼育には水槽や砂利、蛍光灯とヒーターもあると安心です。

水道水を飼育水として利用する際はカルキ抜き剤を使用し塩素を無害化してから水槽に水を入れましょう。

金魚の飼い方 最低限必要なものとは

お祭りですくったりペットショップやホームセンターで買った金魚はビニール袋に入れられているのでなるべく早く水槽に移してあげましょう。

その際空気がでているぶくぶくするものや砂利、餌はどうしたらよいのでしょうか。

初めて飼うという方はなにを用意したらよいのかわからないですよね。

まずはこれだけ用意してください。

  1. 水槽(金魚鉢やバケツでも代用OKです)
  2. カルキを抜いた水(市販のカルキ抜きを入れた水道水)
  3. 餌(ホームセンターなどで100円~販売されています)

水槽

水槽や金魚鉢は金魚のお家として必ず必要なもので、サイズは金魚の大きさや数によって変わります。

必要な水の量によって水槽のサイズが変わりますが
金魚の大きさが1cmあたり1リットル程度入る大きさがあればよいでしょう。

4cmの金魚が2匹の場合
4cm×1リットル×2匹=8リットル以上の水が入る水槽を用意して下さい。

これより少ない水で飼育することも不可能ではないのですが、弱りやすかったり病気になりやすくなってしまいますので注意しましょう。

≪水槽の選び方≫
上記の計算で必要な量の水がわかりましたが、その量の水が入ればどのような形の水槽・金魚鉢でも良いというわけではありません。

  • 水面の広さがある程度確保できるもの
  • 一番体長のある金魚の3倍以上の幅があるもの
  • 一番背びれの高さがある金魚の2倍以上の水位を保てるもの
  • 水に溶ける・浸食するような素材の水槽は避ける

水面から溶け込む酸素が少なくなると酸欠状態になりやすく金魚が弱ってしまいますので水面が広いものを。

金魚が泳ぐスペースがないと運動不足になり病気にかかりやすく、背骨が曲がったり疲労骨折の原因ともなります。

水位が低い水槽では神経質になりやすくストレスで病気にかかりやすくなるので、ある程度水面が広く深さのある水槽を選びましょう。

また、水槽に水を入れっぱなしになるので、丈夫でしっかりとしたものを。

ただし金属製のもの・素焼きのものなどはNGです。

市販の水槽や金魚鉢の代用としてはプラスチック製のバケツが良いですね。

カルキを抜いた水

日本の水道水は地域によって濃度の違いがありますが水を殺菌するために塩素が含まれています。

含まれている量はかなり微量なので我々人間が飲んでも体に害はありませんが、金魚にとっては猛毒になります。

水槽に水を入れる前に市販の中和剤を使用したり、1日汲み置きをしてカルキ抜きをしましょう。

ペットショップやホームセンターでは金魚用のえさとして様々な種類が販売されています。

粒状のものでしたら金魚の口の大きさに合わせて選ぶと良いですね。

うちの金魚は人間が水槽に近づくと水面近くで口をパクパクさせます。

それが可愛らしく、お腹が減っているのかとえさをあげたくなるのですが、実は金魚の1日に必要なえさの量ってすごく少ないんです。

しかも、1週間程度えさを食べなくても問題なく生き続けられるそうです。

しかし、餌を与えれば与えただけ食べますし、ずっと食べるものを探しながら泳いでいるのは、自然界において「食べられるときに食べておく」という本能があるから。

えさを沢山与えればその分糞がでて、食べきれなかったえさで水質が悪化、もちろん金魚の体もどんどん大きくなっていきますので、餌は決まった時間に同じ量をあげるようにしたいですね。

これがあると便利!金魚グッズ

次にご紹介するのがあると便利な金魚グッズ、我が家でも使っているものを紹介します。

なくても金魚を飼うことはできますが、元気で長生きしてもらうためにもある程度は用意してあげたいですね。

  • ろ過装置
  • 底石
  • ヒーター
  • 水草
  • エアレーション(エアポンプ)

ろ過装置

ろ過装置は、水槽内のごみや汚れをろ過してくれるもので水質を安定させるのに効果があります。

また水流をつくり酸素を水中に溶かす効果もあり、金魚の酸欠を防ぐためにも設置するのがおすすめ。

底石

見た目も、なのですが、汚れを吸着させバクテリアの住処ともなります。

こちらも水質を安定させるのに効果的なもので、様々な色・形ものが売られています。

1キロで300円程度~販売されており、決して高いものではないので是非入れてあげましょう。

ヒーター

金魚は水温に応じて体温が変化する生物で水温が安定しないと体に負荷がかかりやすく水温が26℃以下になると白点病などの病気にもなりやすくなります。

ある程度の温度で水温を安定させることで金魚の代謝機能がアップ、病気になりにくく長生きしやすい環境を作ることができます。

我が家ではまだ入れていませんが、冬場の水温をみてあまり下がるようだったら入れようと話しています。

水草

ペットショップやホームセンターで売られている水草は天然のものと人工のものがありますが金魚だけの場合はどちらでもOK

水槽の見た目もよくなりますし、天然の水草の場合は光が当たると光合成し酸素をだしたり金魚のえさとしての効果もあります。

金魚以外にエビなどを同じ水槽で飼う場合も水草は隠れ家となるので入れてあげてください。

水の交換時に金魚を移動させたり、水中のごみを取り除くのに利用します。

小さいサイズで100円程度から販売されていますので是非1つ購入しておきましょう。

エアレーション(エアポンプ)

ポンプ内から空気を送り込み、空気の泡を発生させて水槽内に酸素を供給するものです。

石のような形状のものなどいくつかの種類があり、お値段も数百円程度~1000円前後。

エアレーションを設置すると空気の泡が水面に来ると弾けて細かい水が飛びますので水槽にガラスかプラスチック製のふたをしておきましょう。

ふたには水が乾いた跡のカルシウム等がこびりつくので、こちらも定期的なお掃除が必要です。

我が家では石のような形状のものを2つ入れていますが、入れる前と入れた後を比べるとなんだか元気になったような、活発に動くようになったような気がします。

エアレーションを設置する際は上記画像の他の以下のようなポンプも必要です。

金魚は酸素なしでも飼える?

金魚などの水生生物は水中に溶けている酸素をエラなどから取り込んで呼吸しているので酸素は絶対になくてはならないものです。

金魚といえば金魚鉢を使って飼育するイメージもあり、ろ過装置やエアレーションを使うイメージはありませんが、これは一定の条件を満たした場合のことです。

水中の酸素濃度は、空気が水に触れたり気泡が弾けることで自然に高まりますが金魚が活動することでだんだんと酸素が減ってきます。

金魚鉢に限らずどのような水槽でも、エアレーションを使い水を動かし水中に酸素を溶かすメリットは他にもありますのでできれば設置してあげましょう。

金魚を飼うための初期費用はどれくらい?

では次に実際に金魚を飼うための初期費用はどれくらいなのかご紹介しましょう。

例として、我が家がホームセンターで購入した商品で費用を計算していきます。
※参考価格として9月13日現在の楽天市場内の最安値ショップのお値段を掲載していますが販売店によって同じ商品でもお値段が変わります。

  • 水槽セット(4000円)
  • エアレーション×2(158円×2=316円)
  • 水温計(195円)
  • 水草×2(429円×2=858円)

合計5369円

上記4点に加え、エアポンプを購入する場合は+1000円前後とお考え下さい。

水槽セット

【セット内容】
水槽・ハイブリットフィルター・ガラスふた・専用バックスクリーン水槽サイズ:幅30×奥行30×高さ30センチ(水容量約24リットル)砂利目安:3~5キロ価格:4000円画像引用元:GEX グラステリアBZサイレント 300キューブ 30cmキューブ水槽 ブラック 関東当日便

エアストーン

引用元:セラミックストーンミニ SS-101 エアーストーン

この他にエアーポンプとホースが必要ですが、我が家は知人から頂いたものでこちらと似たようなものを利用しています

価格:158円

価格:690円

画像引用元:水作 エアコンパクト1000 30~45cm水槽用エアーポンプ

水温計

価格:195円

画像引用元:ニッソー 観賞魚用水温計 Sサイズ

水草

うちで使っているものと全く同じものではないのですがご紹介します。こちらのようなものを2つ使っています。

価格:429円

画像引用元:金魚水景 バコパ M

金魚のお世話はどんなことをするの?

毎日のお世話にとても手間がかかるというわけではありません。
世話と言っても、朝と夜の1日2回えさをあげるだけ。

あとは週末に夫が水槽の水を入れ替えたり、3週間に1度水槽を洗っています。

見ているだけですと、それほど手間がかかるようには思えないのですが作業自体は夫が行い、現在は3つある水槽を1時間程度でしょうか、お掃除と水の入れ替えをしています。

2018年6月最新 我が家の水槽状況

最初に金魚を飼い始めたのが昨年8月頃でしょうか、あれから半年程経ちました。

金魚すくいですくってきた金魚2匹はお亡くなりになったり
新しい金魚をお迎えしたりと我が家の水槽状況が変わってきたのでご紹介します。


現在、水槽が3つ

写真の左側から

  • ミドリフグ2匹(塩水の水槽です)
  • 熱帯魚系(プレコ・ヤマトヌマエビ・ゼブラダニオ・トランスルーセント・どじょう)
  • 金魚(水槽が60センチになりました)


金魚は大きくなってきて、元々の水槽では窮屈に見えたので60センチの水槽へお引越しをしました。

最初は金魚とエビやどじょうを同じ水槽に入れていたのですが、金魚が大きくなって追いかけまわしたりするようになったため、金魚のみにしています。。

この金魚、大きさが約15センチほどもあり、かなり大きくなりました。

こちらは真ん中の水槽。
熱帯魚系の水槽で、今年に入ってからお迎えした子ばかりです。

ヤマトヌマエビは数回脱皮しており、朝起きて水槽をみたら抜け殻が浮いていることもあります。

こちらはミドリフグの水槽。
ミドリフグは1匹410円程で購入しましたが、その際、水槽セットやヒーター、塩分濃度を測るものも一緒に購入したため、思っていたよりもお金がかかりました。

塩水を作るのも、慣れるまでは難しかったようです。

ふぐのご飯は乾燥したエビ、小さい口で一生懸命エビをつついて食べる姿がとってもかわいいのですが
塩水が蒸発して塩の塊が水槽についてしまうのでお掃除が大変そうです。

まとめ

いかがでしたか?

我が家にいる金魚、最初はお祭りでもらった金魚2匹でした。

亡くなったり、新しくお迎えしたりして、2018年6月1日現在は大きくなった金魚や、どじょう、プレコ、ミドリフグなど様々な種類のお魚がいます。

お世話はえさをあげるのと水の入れ替えやお掃除だけなので手間だとは思いません。

夫は水槽の掃除や水の入れ替えをする際に金魚やプレコを移動させるのが大変だと言っていましたが、楽しそうにやっています。

金魚のお掃除に限らず、慣れればそこまで大変なものではないのでしょう。

初期費用として5~6000円前後かかり、毎月のえさ代では500円もかかっていないと思います。

それほど費用がかかるものでもないですし、毎日見ているとなんだか可愛らしくも見えてきますし水の音に癒される日々です。

もし、お子さんが金魚すくいで金魚をすくってきたら、元気にすくすく育つように広めの水槽で育ててあげてくださいね。

以上、【意外と難しい?】金魚の飼育方法・初期費用・最低限必要なものとはでした。

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