※2019年4月27日:加筆済み
最近、うさぎを飼うお家が増えていますよね。
賃貸物件でもペット可のところもあり、室内で飼っていてもそれほどニオイが気にならず、吠えたりもしない。
ふわふわ・もこもこで癒し系のうさぎ。
我が家にもうさぎがいるのですが、今いる子で3代目です。
娘が「うさぎを飼いたい」と言って、積極的にお世話できるようになったので飼うことにしました。
でもうさぎは飼いたいけど、費用やお世話が心配、という方も少なくはないと思います。
お世話が大変、とまではいかなくてもやはり普段の家事に加えて…となるので面倒だなと考えることもあるでしょう。
牧草やペレットなどを購入する費用もかかります。
飼ったはいいけど、世話ができなくなったと他所にお譲りしたりする方もいますが「この子」と決めた以上、最期の時まで一緒に過ごしてほしいと思うので、今回はこれからうさぎを飼いたいと考えている方へ、うさぎさんと一緒に暮らすための情報をご紹介します。
ぜひ参考にうさぎさんと暮らすことを考え、ご家族で話し合ってみてください。
うさぎについて(簡単な基礎知識)
うさぎさんと暮らす前に知っておきたいことをご紹介します。
うさぎさんの体重は1~10キロと品種によって大きさが異なります。
寿命は5~10年前後といわれています。
種類
うさぎと言っても実は種類がとても多く一般的に販売されているうさぎは以下の2種類。
ネザーランドドワーフ
うさぎとしては小さく飼いやすいため人気があります。
ピーターラビットのモデルとなったともいわれていますね。
くりんくりんで丸い目とピンと立った耳が特徴です。
ホーランドロップ
たれ耳が特徴の可愛らしいうさぎ。
体重は2キロ前後の子が多いでしょうか
おっとりな性格のうさぎさんが多く、足が大きくてしっかりしているのでネザーランドよりも大きくなります。
飼いやすく、癒し系のうさぎさんです。
食べるもの
うさぎはラビットフードに加え、人参やリンゴ、水菜などの生のお野菜を食べることがありますが毎日ではなくご褒美程度に、とお考え下さい。(食べる野菜はその子によって好みがあります)
常に牧草は好きなだけたべれるようにして、ラビットフードは朝と夜の1日2回、体重の3%前後を目安にして与えてください。
食べられないもの
犬や猫同様にねぎ類や辛みの強い野菜、じゃがいもの芽と皮などイモ類、生の大豆、チョコレート、コーヒー、アボカド
レタスやキャベツ、キュウリ、トマトは「食べても良い野菜」として飼育書やネットで見かけるかもしれませんが、水分が多くお腹を壊してしまうこともあるため控えてあげた方が良いでしょう。
クッキーやパンなど人間用の加工食品もダメです。
トイレ
うさぎさんはトイレを覚える、と聞いたことがある方も多いでしょう。
実はこれ、半分正解で半分はずれ。
決まった場所でトイレをする傾向がありますが、トイレの場所自体はうさぎさんが自分で決めます。
トイレでもするし、他の場所でもトイレをする子もいます…
トイレはプラスチック製のもの、陶器のもの、三角形、四角形などいくつかのメーカーから発売されていますのでその子に合ったものをお選び下さい。
トイレには上記写真のように金網がついているものとプラスチック製の網がついているものがあります。
うちでは金網のものを使っており、中にはうさぎ用の消臭チップを入れています。
こちらのチップだとトイレに流すことが可能(しかし私は燃えるゴミで捨てています)
ペットシートを折って敷く方法もあり、以前はペットシートを使用していましたが、消臭チップの方がニオイが気になりません。
近所のスーパーでトイレ用の砂を購入していますが、先日買いに行った時に在庫がなく、猫用の砂を購入しました。こちらはうさぎ用のものと似た形状で水分を吸ってくれるもの。
もちろんニオイを抑えてくれる効果もあり、猫用なので安全性も問題ないと判断し購入しました。容量が2.5Lと少ない分、お値段もリーズナブル。
これで約300円です。
今まで7Lのものを買っていたので、こちらの大型パックを使っていくのも良いかな、と検討しています。粒の見た目はこちらの方が大きく、実際に使ってみると消臭効果はこちらの方が高いと感じました。さらに33リットルで1570円のかなりお得な猫砂を楽天で見つけたので注文してみました。
こちらは届き次第レビューを掲載します!
かなりお得!ネットで購入したお徳用木質ペレットレビュー
うさぎ用のトイレ砂や猫用のトイレ砂を使っていましたが、楽天で偶然みつけたこちらの商品
一度購入し、とても気に入ったので継続して利用しています。
こちらは大容量の33リットルで1580円
以前購入した際は1袋で半年ほど使うことができました。
こちらは添加物不使用、天然素材を利用
木材の加工過程ででてくる木くずに圧力を加えて固めたペレットで
天然木の力で脱臭するという商品。
お届けの際にはこのような大きなお米袋で届きます。
正直大きくて、重たいので移動も一苦労ですが、大容量でこのお値段なので重たくても買います。
小分けに収納できれば良いのですが、重たく移動も大変なので、中身が減るまではこのまま部屋において使っています。
なかなかの存在感ではありますが、しょうがないですよね。
こちらが木質ペレットの使用前
1粒が1センチ前後でしょうか、1センチ以下のものもあります。
先ほどのペレットにお水を入れたのがこちらの写真です。
お水をかけると粉末になるという特徴があり、ねこのシステムトイレにも使えるというお品です。
コップに入れてお水を入れてみた写真が上記のもの、それほど粉っぽい感じでもないのですが、うさぎのトイレに使用しているものはこれよりももっと粉っぽい感じになっています。
私はこちらをうさぎのトイレ砂として利用
トイレの中にペットシート+トイレ砂を入れています。
ペットのトイレ砂に悩んでいる、今使っているものはちょっと不満、もう少し安いものはないのかな、とお悩みの方におすすめです!
ニオイと音
うさぎさんに限らずペットを飼うときはニオイや音が気になりますよね。
実はうさぎさんは2種類のフンをします。
1つはコロコロとした黒いフン、こちらはほとんどニオイがありません。
もう1つは盲腸糞といって、食べるフンでタンパク質やビタミン、その他の多くの微生物が含まれており、それを食べることでエネルギーを取り込んでいます。
本来であればうさぎさんが直接口にするのですが、食べずに残してしまう子も少なくはありません。
うちのうさぎも盲腸糞は残しているようでケージ下に落ちています。
コロコロの糞は臭くないのですが、盲腸糞は多少のニオイがあります。
一緒に生活する上で、あまりニオイがしない動物とはいっても多少のニオイはありますので、こまめにトイレやケージの掃除をするのが一番です。
またうさぎさんは鳴いたり吠えたりはしませんが
- 草を食べる音
- 床を掘るような動作
- 不機嫌な時に足ぶみのようなものをする
- ケージ内を動き回る
といった時に物音がしますが、賃貸住宅などでご近所迷惑になるような大きな音ではありません。
うさぎと暮らすために必要なもの
では次にうさぎさんと暮らすために必要なものをご紹介します。
- ケージ
- 移動用キャリー
- 食器
- 牧草入れ
- 給水器
- トイレ
- トイレ砂
- ペットシーツ
- かじり木
- ブラッシング用品
ケージ |
うさぎのお家です。ケージ内はうさぎの縄張りとなり、安心して過ごすことができる空間になります。外出される際は必ずうさぎをケージに入れてあげましょう。床の部分はワイヤーすのこ、引出式のトレイのものが掃除しやすく衛生的です。 |
移動用キャリー |
ペットショップやホームセンターで販売されています。手提げバッグのようなものが多く可愛らしい柄のものも。キャリーに入れ、爪切りや病院へ連れていきましょう。 |
食器 |
ラビットフードを入れるための食器です。陶器のものやプラスチック製でケージに固定する金具がついているものなどがありますが、ひっくり返してしまううさぎさんもいるので固定できるものが安心です。 |
牧草入れ |
牧草を入れるための容器ボックスタイプ、ボールタイプなどいくつかの種類がありますのでお好みでお選びください。またうさぎさんを買ったお店と同じものを選ぶのも良いですね。 |
給水器 |
お水を飲むためのもので、お皿で与えることもできるのですが、衛生的によくないのでボトルタイプがおすすめ。毎日交換してあげましょう。 |
トイレ |
お店にいた時と同じ場所にトイレを設置すると早く覚えます。食器同様にトイレもかじったり移動させたりしようとするので、固定ができるものを選びましょう。 |
トイレ砂 |
トイレに敷いて使用します。猫砂同様に、おしっこのニオイを抑える効果があり、お掃除の際にはトイレに流すことができます。うさぎ用のトイレ砂は、木くずを固めたウッドチップが主流となっています。 |
ペットシーツ |
ケージ下の引出に敷いて使います。トイレ砂の代わりにペットシーツを利用するのも良いですね。 |
かじり木 |
うさぎは前歯が伸びてしまう動物。牧草やかじり木をかじり、前歯の伸びすぎを防ぎます。固定式や転がすものなど様々なものがあるのでうさぎさんが好みのものを探してみましょう。 |
ブラッシング用品 |
うさぎには年に2回ほどの換毛期があります。 定期的なブラッシングはうさぎさんとのコミュニケーションにもなりますし、毛がお腹の中で詰まってしまわないように、ブラッシングしてあげてください。 うさぎ専用のものもありますし、我が家では犬用のものを使っています。 |
上記以外に、うさぎのご飯・おやつ・牧草が必要になります。
ご飯(ペレット)はペットショップで食べていたものと同じものを選びましょう。
こんなものがあったら便利!おすすめうさぎグッズ
私が買ってみて良かったものをいくつかご紹介します。
お散歩用のサークル
外出時はケージの中ですが、誰かが家にいるときはなるべくサークルで遊ばせるようにしています。
このサークルはダイソー売っている金網と金具、マット、自宅にあった長めの座布団を利用
金網はマットのサイズに合わせて18枚で1800円
金具は4個1セットで…8パック
マットは1枚300円×2枚と1枚200円×2枚=1000円
合計3888円かかりました。
一般的にペット用として販売されているケージやガードと比べると見た目は劣りますが、比べるとリーズナブルな値段で作れたこととその時によってサークルのサイズを簡単に変えることができるので私はこれで満足しています。
くりぬきトンネル
こういった遊具があるとお散歩が楽しくなるかなと思い買ってみたのですが、遊ぶというよりかじることが多いです。
ワラのマット
こちらは牧草でできたマット、かじっても食べても良いというもので結構ガシガシ食べてます。
うちではこちらのSサイズを利用しています。
ミニほうき
お散歩中によくコロコロの糞をします。
なので、遊び終わった後はこのほうきでささっとお掃除
こちらは無印良品で購入したものですがダイソーやセリアなどの100円ショップでも販売されています。
毎月かかる費用
うさぎさんと暮らす場合、毎月どのくらいの費用がかかるでしょうか。
牧草を食べるペースはうさぎさんによって差がありますのでだいたいの金額で計算してみましょう。
牧草1袋:700円
ペレット1袋:1700円
おやつ1パック:300円
トイレ砂:1000円
ペットシート1パック:1000円
我が家では1.5キロ入りのペレットを購入し、だいたい1か月半で1袋でしょうか…
ペットシートも1か月で1パックまるごと使うわけではありませんが、上記金額を合計すると4700円
1か月5000円程度の計算にはなりますが、実際にはペレットとおやつしか買わない月もあります。
牧草やトイレ砂はお選びいただく商品によって金額も変わるのでこれよりも高くなる場合もあれば安く済むこともあります。
うさぎと暮らしてもうすぐ1年!毎月の費用はどれくらい?
今年の7月でこちらのうさぎと暮らして1年が経ちます。
1年前よりも大きくなり、かわいい仕草もたくさん見せてくれるようになりました。
さて、これからうさぎを飼いたいなという方は、気になることが多々あるかと思いますが特に関心が高いのが毎月の費用ではないでしょうか。
お世話ができるかできないかも重要な判断基準ではありますが毎月どれくらいの費用がかかるかによって飼えるかどうかも変わってきますよね。
月5000円程度とお伝えしていましたが…うさぎさんの成長と共に食べる量も変わってくるので直近2か月のうさぎ費用をご紹介します!
- 牧草1袋:約400円×1か月に3袋=1200円程度(前よりも食べるようになりました)
- おやつ:約600円×1か月1箱(おやつはその時によって購入するものが違うので若干金額が異なります)
- トイレの砂(ジェックス ヒノキア消臭砂7リットル):799円×1か月1袋
- ペットシーツ(148枚入りで998円):1回3枚使用×2日に1度の掃除=1か月45枚使用で1枚6.7円×45枚=約301円
- ご飯:約1700円を1か月半なので1か月750円で計算
合計で3650円程度でしょうか。
我が家では、うさぎ費用に毎月5000円の予算を確保し、残った分はおやつを買ったり、予算が足りなくなった時のために残していっています。
毎日のお世話はどんなことをするの?
うさぎさんのお世話は難しいものではありません。
- ご飯(朝と夜の2階)
- トイレと床下のお掃除
- 草を入れる
- お水を入れ替える(夕方取り替えています)
- サークル内お散歩
我が家では毎日このような感じです。
ご飯と水を入れ替えるのはは小学4年生の娘にお願いしていますが、掃除は私が。
掃除の際はトイレ砂をゴミ袋に入れトイレの内側をさっと水洗い
床下は引出に新聞紙を敷いているのでそれを取り替えるだけです。
お散歩は私が家にいる時にしています。
トイレと床下の掃除でだいたい10分前後
週末はもう少し念入りに掃除したり、ブラッシングしたりしているのですが、仕事がある平日は娘が登校してからすぐにうさぎさんのお掃除をしています。
慣れてしまえばあっという間に終わる作業です。
我が家がうさぎさんをお迎えする際にかかった費用を大公開!
では最後に我が家のうさぎさんをお迎えする際にどれくらいの費用がかかったのかご紹介します。
- 生体:32184円
- トイレ:1166円
- 牧草:537円
- ペレット:1625円
- おやつ数種類:3270円
- 給水器:969円
- 消臭砂:950円
- 牧草入れ:950円
合計:41651円
うさぎさんの生体の値段は、うさぎの種類や月齢、お店によって異なります。
我が家の子は、ちょっと成長してしまいお値下げされていたので32000円でしたが、もともとは39800円
市内にあるうさぎ専門店へ行くと61000円でした。
2代目のうさぎさんもうさぎ専門店で7年程前に購入しましたがその当時で35000円前後だったと記憶しています。
上記の計算にはうさぎのケージと食器が入っていませんので、その分プラスと考えると初期費用で約50000円前後が必要だとお考え下さい。
ケージはうさぎの落ち着けるお家のようなものです。
カワイやSANKOなどいくつかのメーカーから発売されており、我が家で使っているのはSANKOのイージーホームというもの。
購入したのが数年前なので全く同じ商品は現在販売されていませんが、さらに改良された商品が販売されています。サイズは80センチのものを使っていますが60センチのものでも十分だと思います。ケージやその他の用品はペットショップやホームセンターでも購入することができますが、私は2代目のうさぎを迎える際に全て楽天で買い替えました。こちらはうさぎのケージや用品を扱っている「三晃商会」の公式サイトです。
>>三晃商会 公式サイト参考までにぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
1人暮らしの方にもおすすめのうさぎさん
- 静かでニオイも少ないので飼いやすい
- ご飯はペレット+牧草、牧草がメイン
- 毎月5000円前後の費用がかかる
- 初期費用は約5~60000円前後
可愛いしふわふわの毛で癒されるのですが、初期費用や毎日のお世話、毎月かかる費用をみると、安易に購入できるものではないかな、と思います。
うさぎに限らずペットがいると、外出時や旅行にも制限がでてきてしまうかもしれません。
我が家では夏場の外出時、窓を閉めて出かけるのでエアコンをつけっぱなしで出かけていました。
なかなか1泊の旅行に行く機会もないのですが、そういった場合は近所にいるうさぎを飼っている親戚宅へ預けることになっています(お互いうさぎがいるので預けたり預かったりしています)
もし飼いたいな、と思ったらペットショップに足を運ぶのはもちろんなのですが
- 費用のこと
- 毎日のお世話のこと
- 外出時や旅行時のこと
- 万が一病気になったら、災害にあったら…
というのをご家族で話し合い、納得できる答えがでてから、うさぎさんをお迎えすることをおすすめします。
私の場合、毎月の出費の中でうさぎ予算を用意しなくてはいけないため、節約し無駄遣いを抑えるようになりましたが、その分ふわふわもこもこのうさぎに癒されています。
お出かけも楽しいけど、うさぎさんを見ながら過ごすのも悪くはありませんね。
以上、うさぎを飼うための準備【初期費用と毎月の費用は?】どんなものが必要なの?でした。