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ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが初心者に難しいと感じる5つの理由と対策

こんにちは、できるWEB運営者の私です。40代にして、遅ればせながら『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』(BotW)を始めました。いやあ、このゲーム、本当にすごいですね。ただ、プレイし始めたばかりの頃、正直に言って「初心者には難しすぎるのでは?」と感じていました。

従来のゲームの感覚で進めようとすると、武器はすぐに壊れるし、敵が強くて戦闘は回避しがちになる。ちょっと雪山に足を踏み入れたら寒さ対策が必要だと怒られ、崖を登ろうにもスタミナが足りない。おまけに、序盤から「何をすればいいか分からない」という完全な放任主義。

たぶん、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド 初心者 難しい」と検索してここにたどり着いた皆さんも、似たような壁にぶつかっているんじゃないかなと思います。

でも、安心してください。その「難しさ」は、このゲームが「最高に楽しい」と感じるための、開発者側が仕込んだ「仕掛け」のようなものなんです。このゲームの「お約束」が分かってくると、序盤の苦労が嘘のように冒険が楽しくなります。

この記事では、かつての私のように序盤で苦戦している初心者の方へ向けて、BotWの「難しさ」の正体と、それを乗り越えるための具体的なコツを、私の経験に基づいて解説していきますね。

  • 序盤で挫折する「5つの難しい理由」
  • 武器、寒さ、戦闘を解決する具体的な対策
  • 育成で後悔しない「ハート」と「がんばり」の振り方
  • 「難しい」が「最高に楽しい」に変わる冒険のコツ

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド、初心者が難しい5つの理由

まずは、なぜ私たちが「難しい」と感じてしまうのか。その理由を私なりに5つに分解してみました。これ、BotW経験者なら「分かる!」と頷いてくれるポイントばかりだと思います。

武器がすぐ壊れるストレス

これが一番のストレスかもしれませんね(笑)。従来のRPGなら、強い武器を手に入れたら、それが壊れるなんて心配はしませんでした。でもBotWでは、どんなに強力な剣でも、数回使えばあっけなく砕け散ります。

「もったいなくて強い武器が使えない!」と、弱い武器ばかりで戦ってはゲームオーバー…という悪循環。私も最初は「なんでこんな仕様に…」と不満でした。

でも、これこそがBotWの「探索」を促すための重要なシステムなんですね。武器が壊れるからこそ、常に新しい武器を探す動機が生まれます。敵のキャンプを襲撃したり、未開の地へ踏み込んだりする理由になるわけです。武器は「消耗品」であり、「壊れることを前提に使い倒す」ものだと割り切ることが、最初のステップかなと思います。

強すぎる敵と戦闘の回避

序盤の「始まりの台地」ですら、ボコブリンの集団に囲まれると一瞬でゲームオーバーになりますよね。しかも、ちょっと進むと、あの「ピコンピコン!」という音と共にレーザーで狙ってくる「ガーディアン」…。

私も最初は、敵を見かけたら全力で逃げていました。真正面から戦おうとすると、まず勝てないからですね。

BotWの戦闘は、アクションの腕前(反射神経)を競うものではなく、むしろ「パズル」や「ステルス(隠密)」に近いんです。高所から岩を落としたり、爆弾を使ったり、あるいは「戦わずに逃げる」という選択肢も、このゲームでは立派な攻略法。真正面から戦うのは、準備が整ってからでも遅くありません。

序盤の壁、寒さ対策

「始まりの台地」の雪山(ハイリア山)で、いきなりこの洗礼を受けます。防寒対策をしないと、体力がどんどん減っていく…。敵だけじゃなく、「環境」そのものが脅威になるというのが、BotWの厳しいところであり、面白いところでもあります。

これは「行くな」という制約ではなく、「正しい準備をすれば行けるよ」という開発者からの課題提示なんですね。どうすれば寒さを克服できるか、自分で「観察」し「準備」する(料理や装備)ことの重要性を、ゲーム開始直後に叩き込まれます。

崖登りを妨げるスタミナ不足

「がんばりゲージ」(スタミナ)ですね。BotWの象徴的なアクションである「崖登り」ですが、序盤はこのゲージが少なすぎて、ちょっと高い壁も登りきれません。登っている途中でゲージが尽き、そのまま落下してゲームオーバー…というのは誰もが通る道です。

敵の攻撃で死ぬよりも、この「がんばり不足」による落下死の方が多かったかもしれません(笑)。このスタミナ不足が、探索の自由度を大きく制限してしまい、「あそこに行きたいのに行けない」という「難しさ」に直結します。

何をすべきかわからない自由度

「厄災ガノンを倒せ」という最終目的こそ示されますが、それ以外は「あとはご自由にどうぞ」というスタイル。従来のJRPG(日本のRPG)のように、「次はAの町へ行け」「Bのダンジョンを攻略しろ」といった親切な指示は一切ありません。

この完全な「自由」が、かえって「何をすればいいか分からない」という「重圧」や「難しさ」として感じられることがあります。私も台地を降りた後、しばらくは途方に暮れていました。

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドで初心者が難しい時の克服法

さて、「難しい」理由が分かったところで、ここからは具体的な克服法です。私もこれらの対策を知ってから、冒険が格段に楽に、そして楽しくなりました。ぜひ参考にしてみてください。

戦闘のコツ、ジャストガードと弓矢

戦闘から逃げてばかりでは、素材も武器も集まりません。戦闘の「難しさ」を克服する2つの重要なテクニックがあります。

弓矢でのヘッドショット

特に「ガーディアン」対策として必須です。ガーディアンがビームを撃つ直前、赤い照準が「ピッ」と鳴る瞬間に、弓矢で「目玉」を狙います。成功すると大ダメージを与え、ビームの発射もキャンセルできます。これを繰り返すだけで、序盤の動かない「朽ちたガーディアン」なら安全に倒せますよ。

雑魚敵も、弓矢で頭を狙えば大ダメージを与えられます。戦闘が始まったら、まず弓矢で数を減らすのが基本戦略になります。

ジャストガードとジャスト回避

これは少し練習が必要ですが、習得すれば戦闘が劇的に楽になります。

  • ジャストガード(盾パリィ): 敵の攻撃(ガーディアンのビーム含む)が当たる直前に、盾を構えて(ZL)Aボタン。成功すると、相手の攻撃を跳ね返せます。
  • ジャスト回避(ラッシュ): 敵の攻撃をギリギリで回避(ZL+X+スティック)。成功するとスローモーションになり、一方的に攻撃を叩き込む「ラッシュ」が発動します。

練習場所に最適な「祠(ほこら)」

これらの戦闘テクニックは、カカリコ村にある「タロ・ニヒの祠」で集中的に学ぶことができます。ここは「戦闘のチュートリアル」として設計されているので、戦闘が苦手な方は、まずカカリコ村を目指してこの祠で特訓するのがおすすめです。

防寒服の入手と料理の活用

序盤の壁である「寒さ対策」。「始まりの台地」の雪山(ハイリア山)で手に入る「古びた防寒着」を入手するのが一番手っ取り早いです。

入手方法は、私の知る限り3パターンあります。

  1. A案(料理): 雪山の手前にある老人の小屋の日記を読み、ヒントにある「ピリ辛山海焼き」(ケモノ肉+ハイラルバス+ポカポカ草の実)を作って老人に渡す。
  2. B案(踏破): 台地にある4つの祠をすべてクリアした後、老人の小屋(またはワ・モダイの祠付近)にいる老人に話しかける。
  3. C案(代替): 防寒着がなくても、ポカポカ草の実だけで作った料理(ピリ辛炒め)で一時的な耐寒効果を得たり、「たいまつ」に火をつけて装備したりすることでも雪山は越せます。

このように、「解法は一つではない」というのがBotWの素晴らしいところですね。料理は寒さだけでなく、体力回復や能力アップにも必須なので、序盤からいろんな食材を組み合わせて試してみるのが吉です。

ルーン(バクダン)で戦闘を楽に

「武器が壊れるのが嫌だ!」という方は、「リモコンバクダン」を最大限に活用しましょう。これはいくら使っても壊れない、リンクの標準装備(ルーン)です。

威力は低いですが、敵の集団に投げ込んだり、高所から転がしたりして、武器を消耗せずにダメージを与えられます。特に序盤のボコブリンのキャンプなどは、バクダンで樽を爆破したり、敵を吹き飛ばしたりするだけで、かなり有利に戦えます。

同じくルーンの「マグネキャッチ」で金属製の箱を持ち上げ、敵に叩きつけるのも、武器を温存するテクニックとして有効ですよ。

雷雨の日は金属装備を外そう

これは私が序盤に「???」となった現象です。雷雨の日に探索していると、突然リンクがビリビリと痺れだし、大ダメージを受けてゲームオーバー…。

落雷の原因は「金属装備」

原因は、リンクが装備している金属製の「武器」「盾」「弓」です。雷雨の日は、これらを装備していると雷が落ちてきます。メニュー画面で装備を外し(木製のものならOK)、やり過ごすしかありません。

逆に、この仕様を利用して、金属製の武器を敵の近くに投げ捨てて、敵に雷を落とす、なんていう高等テクニックもあります(笑)。

育成は「がんばり」優先がおすすめ

祠を4つクリアするごとにもらえる「克服の証」。これを「ハートの器(体力)」と「がんばりの器(スタミナ)」のどちらに交換するか、悩みますよね。

私も最初はすぐ死ぬのが怖くて「ハート」ばかりに振っていました。でも、途中で気づいたんです。BotWは「がんばり」こそが正義だと。

なぜなら、「ハート」は料理(マックストリュフなどを使った料理)で一時的に大幅に増やせますし、防具を強化すれば即死は免れます。しかし、「がんばり」だけは、永続的に強化しないと「行動の自由(崖登り・滑空)」が手に入らないんです。

序盤の「難しさ」の多くは、この「がんばり不足」による行動制限から来ています。なので、私の経験からは、序盤は思い切って「がんばりゲージ」を2周目くらいまで優先して強化することをおすすめします。

育成は「やり直し」も可能

もし「ハートに振りすぎた!」と後悔しても大丈夫。「ハテノ村」という場所に行けば、「悪魔像」という怪しげな像があり、わずかな手数料(実質20ルピー)で「ハート」と「がんばり」をいつでも振り直す(リスペック)ことができますよ。

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは「初心者 難しい」か?

ここまで、BotWの「難しさ」と「克服法」について、私の経験を元に語ってきました。

結論として、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」は初心者に難しいゲームか? と聞かれれば、私は「はい、最初は難しいです」と答えます。ただし、「しかし、その難しさを乗り越える過程こそが、最高に楽しいゲームです」と付け加えます。

武器が壊れるから新しい武器を探すのが楽しい。敵が強いから工夫して倒すのが楽しい。環境が厳しいから準備して乗り越えるのが楽しい。自由だからこそ、自分で道を見つけるのが楽しい。

この「やらされている感」が一切なく、「自分で発見し、自分で解決する喜び」こそが、このゲームの本質なんだと思います。40代の私でも、童心に帰って夢中になれる、本当に奥深いゲームです。

もし今、「何をすればいいか分からない」と迷っているなら、まずはマップの「塔」を目指して解放していくこと。そして、メインチャレンジに従って「カカリコ村」と「ハテノ村」を訪れること。この2つの村には、冒険を生き抜くためのヒント(戦闘技術、防具、育成)が詰まっています。

焦らず、道草を楽しみながら、あなただけのハイラルの冒険を続けてみてください。きっと「難しい」が「最高に楽しい」に変わる瞬間が訪れるはずです。

 

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