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ネット銀行金利比較 普通預金と定期預金の金利はどこでも同じ?

来年から消費税が10%に増税になります。

それから来年5月のゴールデンウイークは10連休

定期預金に限らず、普通預金でも預けるなら、少しでも金利が高いところに預けたい!と思いませんか?

我が家では、地方銀行とネット銀行を利用
公共料金等の引落や給与振込は地方銀行ですが貯蓄分はネット銀行へ預けています。

地方銀行よりもネット銀行の方がATM手数料や振込手数料がかかるイメージがありますが
月に1度のみ入金するだけでほぼ引き出すことがない貯蓄分なので手数料等はそれほど気にしていませんし
今利用しているネット銀行は入金の際の手数料がかかっていないです。

でも、最近
同じ「ネット銀行でも、金利が異なるのでは…」
とふと疑問に思うようになりました。

そこで今回は

  1. セブン銀行
  2. ローソン銀行
  3. イオン銀行
  4. JNB
  5. 楽天銀行
  6. ソニー銀行
  7. 住信SBIネット銀行

上記7つのネット銀行の金利を徹底比較!

金利は同じ位でも、使い勝手の良さや各種手数料の違いもあるかもしれないので
それらをしっかり比較して、貯蓄するならどのネット銀行がおすすめなのか調査していきます!

少しでも金利が高く、なおかつ手数料も安いネット銀行をお探しのあなた
ぜひ参考にしてください。

ネット銀行とは

まずはネット銀行がどのような銀行なのか、一般的な銀行とはどんな違いがあるのかを簡単にご説明します。

一般的な銀行では、対面の店舗があり、多くの銀行の店頭窓口の営業時間は9時~15時、預金の入出金は店頭窓口や併設のATMで行います。混雑時は並ぶことも多いです。
入出金の履歴は預金通帳の記帳されます。

しかしネット銀行の場合は、実店舗がなくインターネットでのお取引が中心となります。
店舗や通帳の発行がないため、振込やATM手数料が、一般的な銀行よりも安いのが特徴。
入出金はキャッシュカードを使って、コンビニや銀行の提携ATMから
取引履歴は、通帳がない分、パソコンやスマホなどWEBから24時間お好きな時に確認することができます。

私が考えるネット銀行のメリットとデメリット

次にご紹介するのが、私が考えるネット銀行のメリットとデメリット
今現在、地方銀行とネット銀行、双方を利用している私ですが、実際に使ってみて感じた点をご紹介します。

メリット2つ

  • アプリやwebですぐに残高確認や振り込みができる
  • 休日でもATM手数料が無料

私が使っているネット銀行はイオン銀行なのですが、イオン銀行はアプリがあって、スマホやパソコンからログインすると残高確認や振り込みなどのお手続きができます。
振込をする機会はほとんどないのですが、ネットショッピングの際、自宅に居ながらすぐに振込できるのは便利です。

イオン銀行はイオンやマックスバリューなどのイオン系店舗にATMがあるだけではなく、ゆうちょのATM利用時も手数料が無料(有料になる時間帯もあるようです)

ATMを利用するのも平日の日中がほとんどなので手数料がかかったことはありません。
休日、外出していて急にお金が必要になった時でも手数料がかからずに引き出しできるので嬉しいです。

デメリット2つ

  • 通帳がない
  • 小銭の入出金ができない

今までずっと、入出金の状況を通帳で確認していたせいなのか、なんとなく通帳がないのがデメリットに感じます。
例えば、毎月必ず入金しているものではなく、娘の児童手当や小銭貯金した分など。
通帳があれば入金後に「○月分小銭貯金」など書き込むことができます。
ネット銀行の場合、直筆でメモすることができません。
イオン銀行の場合、入金した後にメモを追加することができますが、アプリやサイト上ではぱっと見は金額と日付のみ表示、タップしてメモが表示されるので、通帳があれば日付・金額・内容が一目でわかるのになぁ…と思います。

また、提携ATMを利用していると小銭の入出金ができないのが不便に感じます。
私はネット銀行ではほぼ入金のみ、貯蓄分、と思って使っていますが、小銭貯金分もネット銀行に入れられたらいいのにな、と思います。
現在、ネット銀行に小銭分を入金する方法は、他銀行からの振込のみでしょうか…
イオン銀行の一部のATMでは硬貨によるお引き出しのみ対応しているようですが、お預入れはどのATMでもNGだそうです。

普通預金の金利比較

いよいよ、金利比較をしていきます。
普通預金は100万円以下預入していると仮定し、金利を比較していきましょう。

セブン銀行 年0.001%
ローソン銀行 年0.001%
イオン銀行 年0.001%
ジャパンネット銀行 年0.01%
楽天銀行 年0.02%
ソニー銀行 年0.001%
住信SBIネット銀行 年0.001%


イオン銀行や楽天銀行などでは、いくつかの条件をクリアすると、金利がアップする制度がありますが、そういった制度には適用にならない状態で100万円以下を普通預金に預けていた場合の金利を比較しています。

金利だけでみると、楽天銀行が年0.02%と他銀行よりも高いですね。

定期預金金利比較

次に定期預金の金利を比較します。
こちらも先ほど同様、100万円未満を預けた場合で比較していきます。

1か月 3か月 6か月 1年 2年 3年 5年
セブン銀行 年0.015% 年0.020% 年0.090%
ローソン銀行 年0.030%
イオン銀行 年0.020%
ジャパンネット銀行 年0.02%
楽天銀行 年0.02% 年0.12% 年0.03% 年0.04%
ソニー銀行 年0.010% 年0.050% 年0.020%
住信SBIネット銀行 年0.020%

短期間の定期預金でしたら、ローソン銀行
6か月ほどでしたら楽天銀行が0.12%で、最も高金利
3年以上の定期預金でしたらセブン銀行が良いでしょうか。

しかし…
金利の利率だけで言われてもイマイチどこがお得なのかわかりにくい!と思われる方もいらっしゃるでしょう。
実は私も…
そこで今回は、10万円を定期預金に預けた時に、どれくらいお利息(税引き後利息)がもらえるのか計算してみました。
利率は2018年10月25日現在のもので計算しています。

1か月

3か月

6か月

1年

2年

3年

5年

セブン銀行

0円 2円 5円 15円 31円 215円 358円

ローソン銀行

1円 5円 11円 23円 47円 71円 119円

イオン銀行

0円 3円 7円 15円 31円 47円 79円

ジャパンネット銀行

0円 3円 7円 15円 31円 47円 79円

楽天銀行

0円 3円 47円 23円 47円 71円 159円

ソニー銀行

0円 1円 19円 15円 31円 47円 79円

住信SBIネット銀行

0円 1円 19円 15円 31円 47円 79円

1~3か月程度でしたら、どこの銀行も大きく違いはありませんがもっとも多く利息がつくのがローソン銀行

6か月ですと楽天銀行が47円の利息

5年程の長期で預けるなら、セブン銀行がもっとも多く利息がつきます。

ネット銀行の手数料を比較

では最後に、各銀行の手数料を比較します。
時間帯により手数料が異なる銀行もあれば、回数や利用する提携ATMにより手数料が異なる銀行もあるので各銀行ごとにご紹介していきます。

セブン銀行

≪画像引用元:セブン銀行ホームページ

セブン銀行の場合、お引き出しの場合のみ7:00~19:00以外の時間が108円の手数料がかかります。
お預入れや残高照会は無料

振込手数料も、他行宛で216円と比較的リーズナブルです。

ローソン銀行

≪画像引用元:ローソン銀行ホームページ

ローソン銀行は7:00~19:00までがお預入れ・お引き出しの手数料が無料
その他の時間帯では108円の手数料がかかるほか、お振込みも54円~324円の手数料がかかります。

イオン銀行

イオン銀行ATMなら、ATMご利用手数料が終日無料
提携金融機関ATM(ゆうちょ銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行)では、平日日中の引出・預入手数料が無料ですが
他の提携金融機関ATM利用時では108円~手数料がかかります。
イオンでしたら23時頃まで営業している店舗も多く、イオン銀行ATMの設置台数は全国に55000台と
比較的多いので、他行ATMではなく、イオン銀行ATMを利用するようにすれば手数料がかからず引出・預入ができます。

振込手数料は

インターネットバンキング・ATMによる振り込み

ATM(現金)による振り込み

5万円未満

5万円以上

イオン銀行宛

無料

216円

432円

他行宛

216円

432円

648円

インターネットバンキングやATMからのお振込みの場合は他行宛てでも216円の手数料で済みますが、現金での振込の場合は金額に応じて手数料が変わってきます。

ジャパンネット銀行

≪画像引用元:ジャパンネット銀行ホームページ

ジャパンネット銀行では、毎月最初の1回だけ、入出金手数料が無料となります。

2回目以降は上記画像の通りです。

振込の場合は

インターネットバンキング

3万円未満

3万円以上

ジャパンネット銀行宛て

54円

54円

他行宛て

172円

270円


個人口座に限り、三井住友銀行のご本人名義口座への振込は手数料無料でご利用いただけます。

楽天銀行

≪画像引用元:楽天銀行ホームページ

楽天銀行の場合、入出金は、利用するATMや金額により手数料が異なります。

振込手数料も、送金方法により手数料が変わってきます。

ソニー銀行

≪画像引用元:ソニー銀行ホームページ

ソニー銀行の場合、セブン銀行かイオン銀行のATMの利用で入出金の手数料が無料
振込の場合、月1回までは無料です。

住信SBIネット銀行

≪画像引用元:住信SBIネット銀行ホームページ

住信SBIネット銀行はお預入れ手数料が無料、お引き出しに手数料がかかる場合があります。

お振込みの場合は、他行宛でもランクに応じて無料になることも。お金がかかっても1回154円です。

楽天カードユーザーだったら楽天銀行がお得?

≪画像引用元:楽天銀行ホームページ

ちょっと気になる楽天銀行
我が家ではメインで楽天カードを利用しています。
今現在、ネット銀行で口座があるのはイオン銀行とジャパンネット銀行の2つ。

こうして金利やどこの銀行がお得なのか、と調べている内に、ふと気になったのが私が楽天銀行を使ったらどのくらいメリットがあるか、という点。

楽天銀行の口座を開設すると…

  • エントリー+口座開設・入金でもれなく1000ポイントプレゼント(~11月1日まで)
  • 新規口座開設で半年間、ATM手数料が月5回まで無料

半年後以降はハッピープログラムにエントリーして

  • 預金額を増やす(10万円以上で手数料月1回無料)
  • 取引件数対象となる商品やサービスを利用(他行からの振込やゆうちょ出金など)

といった条件を満たすと、ATM手数料や振込手数料が無料になります。

また楽天市場では、条件を達成すると楽天市場内でのお買い物の際にポイントアップする制度があります。
現時点で、私は

  • 楽天会員:1倍
  • 楽天カード:2倍
  • 楽天ブックス:1倍
  • 楽天市場アプリ:1倍

ポイント5倍になっていますが楽天ブックスとアプリは毎月利用しないとポイントアップの対象とはなりません。
これに加え、楽天銀行口座を開設し、口座から楽天カード利用分の引落をすると+1倍になり
合計でポイント6倍となります。

お買い物の時期やショップによってはさらにポイントが数倍になることもあるので
+1倍ですが、楽天をよく利用する私にはお得感が感じられます。

まとめると
楽天会員の方で、楽天銀行に口座を開設し楽天カードの引き落とし先を楽天カードに指定すると…

  • エントリー+口座開設・入金でもれなく1000ポイントプレゼント(~11月1日まで)
  • 新規口座開設で半年間、ATM手数料が月5回まで無料
  • 普通預金金利が0.04%(税引き後年0.031%)

現在、ゆうちょ口座から楽天カード利用分を引落していましたが、引落先を楽天銀行に変更し
カード利用分のみゆうちょ口座から楽天口座へ入金すれば、入金手数料も不要
手間はかかってしまいますが、こうすることで新規口座開設から半年以降も手数料がかかることなく、楽天銀行口座に入金することができます。

しかし、現時点でこのようなメリットがあるのはわかりますが
だからといって「よし!楽天銀行の口座作ろう!」というよりも、メリットよりも入金の手間がかかるのが嫌だし忘れそうで…口座を作るのはやめようかと思ってしまいます。

まとめ

いかがでしたか?

実店舗や通帳の発行がなく、ネットでのお取引がメインのネット銀行。
セブン銀行や、最近始まったローソン銀行など、様々なネット銀行があって迷ってしまいますよね。

少しでも金利が高く、なおかつATM利用手数料や振込手数料が安いネット銀行を探してみました。

まず私が思うネット銀行のメリットとデメリットがこちら

  • アプリやwebですぐに残高確認や振り込みができる
  • 休日でもATM手数料が無料
  • 通帳がない
  • 小銭の入出金ができない

スマホやパソコンからすぐに残高照会や振り込み等のお手続きができるのは便利です。
通帳がない・小銭の入出金ができない点は私はデメリットに思えますが、通帳や小銭の入出金を必要としていない方もいらっしゃいますので他の人もデメリットに感じるとは限りません。

いくつかの条件をクリアすると金利アップといった制度があるネット銀行もありますが、それには適用にならない状態で

  • 普通預金・定期預金の金利を比較すると
  • 普通預金:楽天銀行(年0.002%)
  • 定期預金:ローソン銀行(年0.030%)楽天銀行(6か月のみ年0.12%)

定期預金の場合、3~5年程度でしたらセブン銀行の金利が最高値となっています。

ATM手数料や振込手数料を比較してみると

  • 利用する時間により手数料がかかる銀行
  • 振込手数料は他行と自行で異なるがどの時間で利用しても金額は一律
  • 提携ATMや利用金額によって手数料が異なる
  • 毎月数回入出金手数料が無料

と、こちらも様々ですのでご自身がどういったシーンでネット銀行を利用するのかを考えて、お得に利用できる銀行をお選びいただくのが良いかと思います。

私の場合、現在はイオン銀行とジャパンネット銀行(ほぼ使っていない)の2つの口座を持っています。
イオン銀行は月に2回入金するだけ、旅行や車検代を貯めているのですが、平日昼間に入金しにいくことがほとんどで、ゆうちょ銀行のATMを利用、手数料はかかっていません。
もう1つネット銀行の口座を作って、目的別貯蓄をしたいなと考えていましたが入金は毎月、引出はほぼしない、引き出すとしたらある程度まとまった金額を引き出す点から

  • セブン銀行
  • ローソン銀行
  • ソニー銀行
  • 住信SBIネット銀行

がいいかなぁと思います。

よく楽天サービスを利用する我が家では、楽天銀行の口座がある方が良いのかとも検討しましたが
わざわざ口座開設し、毎月カード引落分だけを入金というのが手間に感じてしまうので楽天銀行での口座開設はやめておこうと思います。

あなたのニーズにあったネット銀行はありましたか?

秋の夜長にぜひじっくりと検討してみてくださいね。

以上、ネット銀行金利比較 普通預金と定期預金の金利はどこでも同じ?でした。

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