クレジットカードを作るときに迷ってしまうのが国際ブランド。
今、お手持ちのクレジットカードの国際ブランドはどれを選びましたか?
国際ブランドにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。
どれを選んでも「クレジットカードで支払いをする」ことはできるのですが、自分に合う国際ブランドのクレジットカードの方が良いと思いますよね。
今回は、主要国際ブランド7つのうち、国内でも有名は
- VISA
- Mastercard
- JCB
の3種類に注目!
それぞれどういった特徴があるのか、3種の比較も交えてご紹介していきます。
国際ブランドをどれにしようか迷っている方、ぜひ参考にしてくださいね。
Visa・Mastercard・JCBなど国際ブランドってそもそもなに?
では最初に国際ブランドについて解説していきます。
クレジットカードに記載されている「VISA」や「Mastercard」といったロゴマーク
こちらはVISAやMastercard、JCBなどの決済ネットワークブランドを表しています。
例えば「VISA」のロゴマークがついているクレジットカードであればVISAでの決済を取り扱っている加盟店にて利用ができます。
国際ブランドというだけあって、日本国内はもちろん、海外でも加盟店があればそちらでも利用することができますよ。
国際ブランドの種類 7つの主要国際ブランド
では次に、主要国際ブランドと言われている7種類の国際ブランドについて解説していきます。
有名なのは以下の7種類です。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- 銀聯
- アメリカンエキスプレス
- ダイナーズクラブ
- ディスカバー
VISA
国際決済業務では世界1位、1958年創業のVISAは、カード発行数・加盟店舗数が世界中で多いクレジットカードです。
といってもVISAカードはこのVISAが発行しているのではなく、VISAがライセンシングした企業が発行したカードという意味。
例えば、楽天カードや三井住友VISAカードも、ライセンスを受けクレジットカードを発行しています。
また、クレジットカードだけではなく、プリペイドカードやデビットカードのサービスも提供しています。
Mastercard
世界第2位の国際ブランドであるMastercard
ヨーロッパ圏で強いと言われていましたが、現在ではVISAとほとんど変わらないほどの加盟店数です。
こちらもVISA同様、クレジットカード本体をMastercardで発行しているわけではなく、ライセンシングした企業がカードを発行しています。
JCB
日本初、日本唯一の国際ブランドであるJCBは、主に国内で利用可能な決済ブランドではありますが
ハワイやグアム、台湾、韓国など日本人観光客がよく訪れる国・地域でも利用可能店舗が多くなってきています。
さらに、JCBはJCBオリジナルのプロパーカードを発行している国際ブランドで、そのプロパーカードはサービス・サポートが充実しているのが特徴です。
また、国内では、アメリカンエキスプレスとの加盟店相互開放について提携しており
アメリカンエキスプレス・JCBはお互いの加盟店でカード決済が利用可能となっているので覚えておくと便利かもしれません。
銀聯
最近はコンビニなどの店頭でもこちらのマークを見かける機会が増えてきました。
中国で大きくシェアを伸ばす国際ブランドの銀聯は、中国中央銀行主導で作られた国際ブランド。
中国人観光客の増加により、国内でも加盟店がどんどん増えています。
中国ではクレジットカードではなくデビットカードとして発行されているそう。
また日本では三井住友カード・三菱UFJニコスと提携しているため、双方が発行するクレジットカードのオプションとも申し込むことが可能。
中国に行く機会が多い方はぜひご検討ください。
アメリカンエキスプレス
ステータス性が高く、海外旅行に関するサービスが充実しているのが、アメリカ発の国際ブランドのアメリカンエキスプレス、通称アメックスです。
ホテルやレストランなどでの優待、空港ラウンジの利用など、ワンランク上のサービスを提供していますが、他の国際ブランドと比べると、審査が難しいと言われています。
アメックスは手荷物無料宅配サービスや緊急時のトラブル対応といったサービスもあるので、頻繁に出張・旅行に行かれる方におすすめの国際ブランド。
ダイナーズクラブ
私はあまり見かけたことがないのですが、世界最高のステータスカードと呼ばれているのが、ダイナーズクラブ
一番グレードの低いカードでも、他社のゴールドカード並みの収入・社会性がないと審査に通らないと言われています。
日本ではJCBと提携しているため、ダイナーズクラブのカードがJCB加盟店でも利用することができ、北米やカナダではMastercardと提携しています。
ディスカバー
アメリカが拠点の企業が展開しているブランドのディスカバー
日本のJCBカードや中国の銀聯カードとの相互利用が可能なので一部の加盟店を除くJCB加盟店で利用がきます。
海外では台湾やグアム、ベトナム、フィリピン、香港などアジア大洋州での利用が可能ですが
アメリカ発のクレジットカードで、日本では取り扱うお店が少ないこと、カードが発行できないのも特徴の一つです。
VisaとMastercard・JCBの特徴と比較
では次に主要国際ブランド3種類の特徴をご紹介し、比較していきます。
ご自身のニーズに合った国際ブランドはみつかるでしょうか。
3つの国際ブランドの特徴
VISA
国内シェア第2位の国際ブランド
VISAはValue Issuer Service Areaの頭文字をとり「VISA」
1958年にバンクオブアメリカにより創業、本社はアメリカです。
国際決済業務では世界1位、VISAカードを持っている方もたくさんいらっしゃいますよね。
VISAカードは、VISAがライセンシングした企業が発行したカードでJCBのように独自にカードを発行しているわけではありません。
例えば、三井住友VISAや楽天カードなど、VISAのマークがついていますが発行元はそれぞれの企業です。
VISAはクレジットカード、プリペイドカード、デビットカードのサービスを提供しており
国内でのクレジットカード利用可能店舗のほとんどでVISAカードをお使いいただけます。
Mastercard
VISAに次いで、世界第2位の決済業務会社のMastercard
ドイツのユーロカードと合併しスタートしたこともあり、ヨーロッパ件圏での加盟店が多いと言われていましたが
近年では日本国内・海外でも加盟店が増えVISAの使用可能範囲とほぼ変わりません。
本社はアメリカの企業で、VISA同様にMastercardでプロパーカードを発行しているのではなくライセンス契約した企業はクレジットカードを発行しています。
例えば、オリコカードザポイント、楽天カードやMUFGカード、ライフカードなどはライセンス契約した企業が発行しているクレジットカードです。
JCB
日本で唯一の国際ブランドであるJCB
主に日本国内での利用が可能な決済ブランドですが、日本人観光客がよく訪れるハワイやグアム、台湾、韓国などでも加盟店が多く、海外でも日本同様に使える店舗が増えてきています。
また、世界的に利用できる国際ブランドとの提携も進めており、現時点ではアメックスやダイナーズクラブ、ディスカバー、銀聯と相互利用が可能です。
MastercardやVISAと比べると、利用可能店舗数は少ないですが国内では問題なく利用可能ですし、様々なキャンペーン・サービスを展開しているため、海外に行く予定はないという方にはおすすめ。
JCBでは「JCBオリジナルシリーズ」というプロパーカードを発行しており
ポイント還元率が高いなどのサービスやサポートが充実しているのもポイントです。
比較
では次にVISA・Mastercard・JCBの3種類を比較していきます。
比較項目は以下の4つです。
- 国内でのサービス内容
- 利用可能店舗数
- 海外での利用可能店舗数
- それぞれのブランドの相違点は?
国内でのサービス内容
クレジットカードのサービス内容については、国際ブランドによってなにか差があるのでしょうか。
実は、クレジットカードのキャンペーンやサービス内容は、国際ブランドではなくクレジットカードの発行会社より提供されています。
アメックスやJCBなど、国際ブランド会社でクレジットカードを発行しているものもありますが
ほとんどのクレジットカードはライセンシングした企業が発行しているため、同じ国際ブランドでもお選びいただくカードによってサービス内容が異なるため、比較が難しいかもしれません。
しかし、それぞれの国際ブランドでも優待キャンペーンを行っていますので今回はその内容を比較していきます。
- VISA:海外優待キャンペーン(ショッピングやエンターテイメントなど渡航先ごとに特別キャンペーン)
- Mastercard:海外優待キャンペーン(ショッピング、アトラクション、トラベル、ダイニング、ミュージックをテーマに優待特典あり)
- JCB:国内・海外でのサービスが多く、ディズニーランド向けキャンペーンや海外からの日本語サービスデスクも。
海外企業であるVISA・Mastercardは、海外旅行時の優待キャンペーンを
国内企業であるJCBでは、国内・海外でのサービスが多くなっています。
特にJCBはディズニーランドのオフィシャルスポンサーになっていることもあり、ディズニーランド・シー向けのキャンペーンがありますので
ディズニーランドが好き、行く機会が多いという方はカード選びの際にJCBのカードもおすすめ。
利用可能店舗数
せっかくクレジットカードを持っていても、使えるお店が少なければ持っていても意味がありません。
次は利用可能店舗数で比較していきます。
- VISA:3850万店
- Mastercard:3850万店
- JCB:2500万店
※各社ホームページ等参照
VISAとMastercardの加盟店が圧倒的に多いですね。
実はVISAやMastercardは、幅広い年齢層の方に日常的な買い物で利用してもらうことを目的に、加盟店を積極的に増やしてきたため、加盟店数が多い、と言われており
JCBは旅行っやエンターテインメントで利用してもらうことを重視していたため、VISAやMastercardに比べると利用店舗数が少なくなっています。
とは言え、国内で利用する分ではどちらも使える店舗が多く、問題なく普段のお買い物にも利用していただけると思います。
海外での利用可能店舗数
では、海外での利用する際の加盟店数はどうでしょうか。
アメリカ、オーストラリア、フランス、イギリス、香港など海外で使える店舗数に関してもほぼ同数。
以前は、VISAはアメリカでの加盟店が多く、ヨーロッパ・オーストラリアだとMastercardしか使えない、という話も聞いたことがあるのですが
現在はどの国際ブランドも海外での加盟店が多く、世界中で使うことができます。
それぞれのブランドの相違点は?
それぞれの国際ブランドの違いを比較、といっても、国際ブランド自体での大きな違いはほぼありません。
カードに付帯しているサービスに関しては国際ブランドではなく、ライセンス契約をしカードを発行している企業によって異なるので
もし比較するとしたら、気になるクレジットカードごとにサービスや付帯保険などの内容を比較する方が良いでしょう。
どの国際ブランドのカードを持つべきか、国際ブランドの選び方
では最後に、国際ブランドの選び方について簡単にご紹介していきます。
あなたは、以下のどちらを重視しますか?
- 利用可能店舗数の多さを重視するなら
- 国内での利用を重視するなら
利用可能店舗数の多さを重視するなら
- 国内、海外、どちらも利用可能店舗が多い方が良いという方
- 海外旅行や出張に行く機会が多いという方
上記に当てはまる方は、VISAかMastercardがおすすめ。
どちらも国内外での加盟店数が圧倒的に多く、ほとんどの国や地域で利用可能です。
もちろん国内での普段のお買い物にもお使いいただけるので、なるべくクレジットカードで払ってポイントを貯めたいという方でしたら
高還元率のクレジットカード、VISAかMastercardで検討いただくのが良いかと思います。
また、2020年のオリンピックに行きたいという方でこれからクレジットカードを作るという方はVISAをお選びいただくのが良いでしょう。
というのも、VISAは2020年東京オリンピックの公式スポンサーになっており、オリンピックチケット購入や会場でのお支払いはVISAのみとなっています。
オリンピックには興味がないという方はMastercardでもよいのですが「機会があれば…」とお考えの方でしたら、VISAがおすすめ!
国内での利用を重視するなら
主に国内での利用のみ、という方の中にはディズニーランドがお好きという方も少なくはないと思います。
国内での利用のみでしたら、VISAでもMastercardでもJCBでも全く問題なくお使いいただけると思いますが
もしディズニーランド・シーが好き、という方はJCBがおすすめ。
先ほどもご紹介しましたがJCBはディズニーランドのオフィシャルスポンサーになっており、貸し切りパーティの招待券があたるキャンペーンなどが開催されています。
もちろん国内サポートは充実しているのでJCBをお選びいただいても損はないかと思います♪
まとめ
いかがでしたか?
今回はクレジットカードの国際ブランドについて
主要7つの国際ブランドを簡単にご紹介し
国内で有名なVISA・Mastercard・JCBについて詳しく解説!
それぞれの国際ブランドの特徴やサービス内容の比較、相違点等をご紹介しました。
国際決済業務では世界1位、2020年の東京オリンピック公式スポンサーになっているVISAは
国内はもちろん、海外での利用も便利。加盟店数はダントツで多く、クレジットカードだけではなくプリペイドカードやデビットカードも発行されています。
MastercardもVISAとほとんど変わらない加盟店数、こちらも海外でも問題なくお使いいただけます。
JCBはどちらかというと国内での利用がメインという方におすすめ。
プロパーカードも発行しており、サービスやサポートが充実しています。
それぞれの国際ブランドのサービスの違いについてですが
国際ブランドによって異なるサービスがあるというのではなく、発行元のクレジットカード会社によりサービスが異なります。
例えば、楽天カードや青山カードなどですね、それぞれサービスが違うので、クレジットカードを作る際に国際ブランドを選ぶときには
それぞれのカード会社の特典を比較してみるのが良いでしょう。
国際ブランドの選び方としては
利用可能店舗数が多い方がいいという方はVISAかMastercard
国内での利用のみ、という方でしたらVISA、Mastercard、JCBどれでも問題はないかと思います。
ディズニーランドが好き、よく行く、という方でしたらJCBがおすすめです。
もしすでにVISAのクレジットカードをお持ちでしたら、Mastercardにする
どちらも持っていてもう1枚クレジットカードを作るならJCBで
というように、国内での利用のみでしたらお好みの国際ブランドをお選びいただいても良いですね。
もし海外へ行く予定がある、海外でも使いたいという方でしたらVISAかMastercardであれば海外でもお使いいただけますので
よろしければご参考にクレジットカードの国際ブランドをお選びください。
以上、【国際ブランド3種徹底比較】 VisaとMastercard、JCBはどれが良い?、でした。