※2018年6月5日:本文一部修正
ローソンでは2015年11月から、新しい電子マネーサービス「おさいふponta」の発行が始まりました。
こちらは、プリペイド式の電子マネーで、利用額に応じて通常のpontaポイントに加えてさらにポイントが貯まるというもの。
ローソン店頭でカードの無料配布を行っているので、見かけたことがあるという方や気になっていた方も少なくはないと思います。
実は私もローソンを利用する機会が多く、この電子マネーが気になっていました。
現金で払うよりもポイントが貯まりやすいなら使ってみようかなと思い、おさいふpontaについて私が調べたことを中心に他の電子マネーの違いやメリット、デメリットなども詳しくご紹介していきます。
おさいふpontaとは?他の電子マネーとの違い
まず、おさいふpontaとはどのようなものなのか解説していきますね。
現在、身近な存在となっているプリペイド式の電子マネー、nanacoや楽天Edy、WAON、Suica(モバイルSuica)、PASMO・Tマネーは、電子マネー加盟店だけで利用できます。
レジ付近に読み取り端末が置いてあったり、利用できる電子マネーのロゴがついており、加盟店は多いのですが利用できない店舗もあります。
これに対して、おさいふPontaはJCB加盟店で利用可能。
他の電子マネーと同じようにチャージして、JCBのクレジットカードと同じように買い物に使うものです。
国内のJCB取扱店契約数は約900万件(2015年3月末時点)と多いのでほとんどのお店で使うことはできますが、高速道路・ガソリンスタンド・各種公共料金など一部のJCB加盟店で利用できないことがあるのでご注意を。
- 電子マネー:電子マネー加盟店でのみ利用可能
- おさいふponta:全国のJCB加盟店での利用が可能(一部を除く)
おさいふpontaの入手方法
おさいふpontaカードはローソンの店頭で配付されています。
通常は上記画像のデザインですが、キャンペーンなどでキャラクターやアーティストのデザインカードが発売されることも…
以前は
- 君の名は。
- GENERATIONS
- ユーリ!!!onICE
- リラックマ
などのデザインカードが発行されていましたよ。
店頭で配付されているおさいふpontaを入手!
ローソンで配付されているおさいふpontaを開封してみましょう。
パッケージサイズはカードよりも少し大きいサイズ
中を開けると、カード本体とおさいふpontaの使い方、カード規約のご案内が入っています。
おさいふpontaの使い方
入手したおさいふpontaはローソンのレジでチャージし、その場で利用することができますし、プリペイドカードとして使わずpontaポイントカードとして利用することも可能です。
ポイントカードとして使う
ポイントカードとして利用する場合は、ローソンやpontaポイント加盟店でのご利用の際に提示するだけでポイントが貯まります。
プリペイドカードとして使う
チャージする際はレジで「おさいふpontaへチャージしたい」と伝えるだけなので簡単です。
電子マネーとして使うだけでしたら、会員登録は不要ですが以下のサービスを利用するためには会員登録が必要です。
- 貯まったpontaポイントを利用する
- マイページで利用履歴や残高の確認
- クレジットカードを利用してチャージ
- おさいふpontaを紛失した際のサポート
- 各種キャンペーンへのエントリー
ネット通販で利用する
事前にチャージしておけば、全国のJCB加盟店でも利用できるのがおさいふpontaの嬉しいところ。
もちろん、Amazonや楽天などのネットでのお買い物でも利用可能です。
(海外ネット通販でも利用はできますが4%の手数料がかかるため利用はおすすめできません)
オンラインゲームの有料アイテムやLINEスタンプの購入時など、クレジットカード払いのみに限定されている場合でもおさいふpontaを利用して支払うことができます。
ケータイ料金とまとめて払うようにしたり、クレジットカード払いだとついつい使いすぎてしまいがちな課金アイテムもプリペイドカードで払うと使いすぎを防ぐこともできますね。
Amazonや楽天などのネット通販でおさいふpontaを利用する際の注意点
- おさいふpontaを利用して支払う場合でも、クレジットカード払いを選択しましょう。
- カード番号はカード表面に記載されている16桁の番号を入力
- 有効期限は表記通りに入力
- お名前はあなたのお名前ではなく、カードに記載されている「OSAIFUPONTA MEMBER」と入力しましょう。
購入サイトによっては3桁のセキュリティーコードの入力が必要になることもあります。
その場合はカード裏面の署名欄右上の3桁の数字を入力しましょう。
おさいふpontaへのチャージ方法
次におさいふpontaへのチャージ方法をご紹介します。
チャージするには2種類の方法があります。
現金でチャージする場合 | クレジットカードからチャージする場合 |
---|---|
1回につき1000円以上1円単位 |
1回1000円以上1000円単位 |
1回のチャージ上限額は3万円 |
|
月間累計10万円まで |
|
チャージ手数料は無料 |
手数料がかかる場合もある |
現金でチャージする場合
現金でチャージする場合は、ローソンのレジで「おさいふpontaのチャージをお願いします」とチャージしたい金額を伝えればOKです。
お会計前にすぐにチャージして利用することも可能ですよ。
クレジットカード
おさいふpontaはお手持ちのクレジットカードからもチャージが可能ですが少し手間と手数料がかかります。
クレディセゾンが発行するクレジットカードを利用しチャージする場合は手数料がかかりませんが、それ以外のカードの場合「チャージ事務処理手数料」として200円+税がかかってしまいます。
手数料を払ってまでチャージしても元が取れないのでセゾンカード以外でのチャージはおすすめしていません。
チャージの際はおさいふponta会員サイトにログインし、クレジットカードの登録を行います。
クレジットカードの登録が完了するとクレジットチャージメニューが表示されますので、そこからチャージすることが可能です。
おさいふponta 5つのメリットと4つのデメリット
これまではおさいふpontaの入手方法と使い方をご紹介しましたが、おさいふpontaは本当にお得なのか、使うメリットはあるのかが大切ですよね。
おさいふpontaを使うメリットとデメリットをみていきましょう。
メリット
私がメリットだと感じたのは以下の5点です。
- JCB加盟店でクレジットカード同様に使うことができる
- JCB加盟店での利用でpontaポイントが貯まる
- ローソンでのチャージが無料、クレカでもチャージ可能
- これ1枚で電子マネーとポイントカードの1枚2役!
- 万が一紛失しても安心サービスが利用できる(要会員登録)
おさいふpontaはプリペイド式のクレジットカード
通常の電子マネーは、その電子マネーを導入している加盟店でのみ利用できますが、こちらはクレジットカード同様JCB加盟店であれば利用可能です。
現在、全国のJCB加盟店は約900万店舗
ほとんどの店舗で利用が可能な上、500円に1ポイントのpontaポイントが付与されるお得な電子マネーです。
また、Amazonや楽天などのネットショッピング、スマホゲームの有料アイテムやLINEスタンプの購入の際にも使えるので、カード情報の漏洩が不安な方やカードを使うとつい使いすぎてしまうという方も安心ですよね。
現金でのチャージは無料、セゾンカード以外のクレジットカードからのチャージは手数料がかかってしまいますが、現金同様レジで会計前にチャージして使えば通常のpontaポイントに加えてさらにポイントが貯まるのもメリットの一つだと思っています。
さらに、他の電子マネーカードを持とうとするとpontaポイントカードとは別でもう1枚持たなくてはいけませんがこれなら1枚2役。
ゲオでのレンタルを利用している場合は、レンタル利用手続きをすれば1枚でレンタル会員証にもなり、1枚3役となります。
通常のpontaポイントカードにはないメリットである盗難・紛失保証は会員登録することで連絡時点でのチャージ残高、Pontaポイントが補償されます。
もし紛失・盗難にあった場合にはおさいふPontaデスク(0570-064-836)に連絡すればOKです。
デメリット
私がデメリットと感じたのは以下の3点
- JCB加盟店で利用してもポイント還元率が低い
- オートチャージができない
- クレジットカードからのチャージでは手数料がかかる
クレジットカード同様に使えるのは嬉しいですが、ポイント還元率が500円で1ポイントと低め。
オートチャージができない点とセゾンカード以外のクレジットカードからチャージでは200円+税の手数料がかかる点もデメリットだと思います。
また、個人的な意見ですが、よく利用するのはローソン、でもその他にも近所のスーパーやセブンなどpontaが使えない店舗を利用する機会も多く、JCB加盟店で利用できるとはいえ、あまり高額なチャージはできません。
JCB加盟店での利用時、ポイント還元率が高くないので現金でのお支払いがメインで、ネットショッピング利用時やLINEスタンプ購入時など現金が使えないシーンで、でもクレジットカードは使いたくないな、という場合にだけ利用するのが良いのかな、と思います。
おさいふponta利用でpontaポイントはどれくらいもらえる?
では次に、1か月間、なるべくおさいふpontaを利用したと仮定して、どれだけポイントが貯まるか計算してみましょう。
例として…
- ローソンでの利用:3000円
- スーパーでの利用:25000円
- ドラッグストアでの利用:10000円
合計38000円で比較してみます。
現金のみ |
おさいふponta利用 |
|
---|---|---|
ローソン:3000円 |
100円で1ポイント =30ポイント |
100円で1ポイント=30ポイント
【プリペイド決済】 合計=36ポイント |
スーパー:25000円 |
× |
【プリペイド決済】 500円で1ポイント=50ポイント |
ドラッグストア:10000円 |
× |
【プリペイド決済】 500円で1ポイント=20ポイント |
現金でのお買い物の場合、貯まるポイントは30ポイントのみ
しかしプリペイド決済すると、ローソンとスーパー、ドラッグストアでの利用合計取得ポイントは106ポイント
プリペイド決済するだけで現金決済のみの場合の約3倍のポイントが貯まります。
おさいふpontaを持っていると便利な人はこんな人
通常のpontaカードと比べると、ポイントを貯められる場所は多くなるものの、ポイント還元率が低いのがデメリットのおさいふponta
還元率が高いクレジットカードをすでにご利用中の方やローソンの利用が少ないという方にはあまりメリットはないかもしれませんね。
では、どんな方がおさいふpontaを持つと便利な1枚となるのでしょうか。
- 買い物は現金がいい方
- クレジットカードを持っていない方
- ネットでのカード決済は情報漏洩が不安な方
- お財布を忘れることが多い方
- 万が一のお金を手帳やパスケースに入れている方
おさいふpontaカードは無料配布されているものなので、どんな方でも1枚持っていて損ではないでしょう。
クレジットカードは持っているけど、なるべく現金で買い物がしたいという方、プリペイド式で事前にチャージした分しか使えないので現金感覚で利用可能、その上多少のポイントが貯まります。
クレジットカードを持っていない方や審査が通らないという方は、これ1枚持っておけばネットショッピング利用時やスマホゲーム課金時も気軽に利用することができますね。
お財布を忘れることが多い方や万が一のお金を手帳やパスケースに入れているという方も少なくはないと思います。
クレジットカードをスマホケースやパスケースに入れるのはちょっと不安ですが、いくらかチャージしたおさいふpontaを入れておくと万が一の時に現金同様に使うことができますし。もし紛失してしまったときは安心サービスを利用して別のカードに残高とポイントを移すことができます。
小中学生のお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんに1枚持たせておくと急なお買い物のお願いもお金を渡す手間が省けます。
おさいふpontaの便利でお得な使い方 まとめ
サービスが始まって約2年、他の電子マネーに劣る部分は多々ありますし、ポイント還元率もイマイチ。
しかし、今後新たな加盟店の増加やサービスの向上も期待できなくはありません。
現状では、無理して持たなくてもいいかな、と思う半面、ネットショッピングやLINEスタンプ購入時は便利なカードかなと思っています。
持っていて損するカードではないので、無料配布している時に手に入れておくのも悪くはないでしょう。
以上、おさいふpontaの便利でお得な使い方【メリットとデメリット】こんな人はどんどんポイントが貯まる!でした。