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ミドリフグの飼育は難しい?!必要な物と海水の作り方とは

見た目がとてもかわいいミドリフグ
熱帯魚ショップやゲームセンターの景品としても目にする機会が増えてきました。

可愛らしく、ちょこちょこと動く姿を見ていると癒されます。
「飼いたいな」と思う方もいらっしゃると思いますが、実際にミドリフグを飼うのはどんなものが必要なのでしょうか。

また、ミドリフグは熱帯魚とは違って汽水(薄めの海水程度の塩分濃度)で育てなくてはいけません。

塩水で飼わなくてはいけないミドリフグ…

  • 飼育にはどんなものが必要なの?
  • 海水ってどうやって作るの?普通の塩を溶かせばいいの?

など疑問点も多々あるかと思います。

今回は、我が家で飼っているミドリフグの紹介をしつつ、ミドリフグの飼育に必要なものや塩水の作り方などを詳しく解説していきます。

これからミドリフグを飼いたいとお考えの方、ぜひ参考にしてください。

ミドリフグの飼育は難しいのか

飼育方法としては熱帯魚同様に毎日のご飯と定期的なお掃除程度なので、塩水を作るのに慣れてしまえばなにも難しくはないと思います。

一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、どんどん可愛く見えてきますし小学3年の娘は、まるっと・ぷくぷくしていてかわいいと言って可愛がっています。

ふぐに限らず、生き物と暮らすということは簡単なことではありませんが、毎日のご飯と定期的なお掃除・水質と水温管理ができれば問題なく飼うことができるのではないでしょうか。

ミドリフグとは

ミドリフグはスリランカやタイなど暖かい地域の河口に住んでいる汽水性の熱帯魚。
成長と共に生活域を海洋にうつっていきます。

体長2~3センチ程度のものが売られていますが、成長すると自然界では17~18センチ程度、飼育環境にもよりますが10センチ程度までは大きく育つそうです。

最初は小さくて可愛らしくても10センチ以上になれば体のサイズに合わせて水槽の大きさを変えていく必要があります。

鋭い歯があり、他の魚を追いかけまわしたり、攻撃することもあるので、混泳は向いておらず、単独での飼育が理想です。

我が家にいるミドリフグ2匹を紹介


実は我が家にもミドリフグが2匹います。
特に名前を付けてはいないです(見た目が似ていて見分けがつかないので…)

この子たちを飼い始めたのは今年に入ってから。
パッと見でかわいくて「飼ってみるか」となりましたが、店員さんにいろいろ話を聞いていくうちに
塩水で飼う、ヒーター等が必要、塩分濃度を測るものも必要…と、思っていた以上に手間も費用もかかるため、一瞬飼うのをためらいました。
しかし、水の生き物担当の夫が、そういった費用や手間がかかっても飼ってみたいと言っていたので、購入することに。

最初は塩分濃度調整でとても苦労していたのですが、半年程経った今では海水を用意したりお世話するのも慣れたようで、それほど時間もかからずにふぐの水槽の掃除をしています。

えさは乾燥エビ。
2匹とも食欲旺盛でえびをあげると小さな口で一生懸命えびをつついて食べる姿がとってもかわいいです。

ミドリフグの飼育に必要なものとは

さて、次に、ミドリフグの飼育にはどんなものが必要なのでしょうか。

実際に我が家がミドリフグと一緒に購入した飼育グッズを詳しくご紹介していきます!

我が家が購入したのは以下の8点です。

  1. 水槽
  2. ろ過機
  3. ヒーターとサーモスタット
  4. 人工海水の素
  5. 水温計
  6. 比重計
  7. さんご砂
  8. エアレーション

ネットでも調べてみましたが、ミドリフグの飼育には上記8点が基本セットのようです。

水槽


水槽は、単品でも売っていますが我が家では、ろ過機がセットになっているものをホームセンターで購入しました。
全く同じ商品ではないのですが、我が家が購入したのはこのようなセットです。

>>【画像引用元:GEX 金魚元気 ラクラクセット 金魚 水槽セット ジェックス お一人様5点限り 関東当日便

ろ過機


ろ過機は先ほどのセットに入っていたものをそのまま利用しています(淡水・塩水どちらにも利用できるものです)
単品で購入すると1000円前後、交換用フィルターも500円前後で売られています。

ヒーターとサーモスタット

ヒーターは、水槽セットには入っていなかったので別で購入。
ふぐの飼育では26度前後の水温が適温と言われていましたので、26度前後をキープできるものを選びました。
>>【画像引用元:テトラ 26℃ミニヒーター 100W 安全カバー付 MHC-100 淡水専用 SHマーク対応 統一基準適合 関東当日便

 

人工海水の素

ふぐの飼育水は塩水(汽水)を使います。
※汽水とは河口付近や海につながる湖沼で、淡水と海水とが混じり合い、塩分が両者の中間になったものです。
塩水を作る際は一般的に販売されている塩ではなく、専用の塩を使わなくてはいけません。

>>【画像引用元:ジェックス 人工海水シーウォーター 25リットル用 人工海水 関東当日便

水温計


ミドリフグに限らず、熱帯魚でも飼育の際には水温計を用意します。
デジタル表示のものもありますし、吸盤で水槽の内側にくっつけるものもありますのでお好みで選んでいただいて良いと思いいます。

>>【画像引用元:ニッソー 観賞魚用水温計L 【熱帯魚・アクアリウム/水温計】

比重計


海水の比重と塩分濃度を測るために必要です。
いろいろなメーカーからでているので、こちらもお好みものものをお選びいただいてよいと思います。


>>【画像引用元:テトラ ハイドロメーター

さんご砂


金魚や熱帯魚の水槽にも底砂を入れる方が多いと思いますが、ミドリフグの水槽にも必要です。
さんご砂を入れるのは、ろ過としての機能とpH調整のために、だそうで、こちらもお好みのものを選んでいただいてよいと思います。

>>【画像引用元: 水作 水槽の底砂 サンゴ砂 0.8kg 海水魚 オカヤドカリ 関東当日便

エアレーション


エアレーションとは、エアポンプなどの器具を使って、水中に空気を送り、泡を作って水槽内の水をかき混ぜ、水中に空気を溶かし込むことです。

ポンプと空気がでてくるストーン、ポンプとストーンをつなぐホースが必要ですが、セットで売っているものもあります。


>>【画像引用元:コトブキ工芸 kotobuki Ei ブクブク 5点セット ~30cm水槽用エアーポンプ 関東当日便

≪実際に揃えてみるといくら位になるのでしょうか≫
我が家でフグを飼うという話になった時、私が一番気になったのが金額。
ふぐに限らず、どんな生き物でも飼うということは、初期費用やもし病気になった時の治療費など考えてしまいますよね。
うさぎや犬と違って、病気になったから動物病院に連れていくということはないと思いますが、初期費用がかかりすぎるのは、ちょっと…と思っていました。
ふぐを飼い始めて半年ほどたちますが、先ほどご紹介したグッズを一式そろえるとどれくらいかかるのか、計算してみました。

必要道具 金額
水槽セット 2173円 ガラス水槽本体 1個
スチロールフタ 1枚
外掛け式フィルター(簡単ラクラクパワーフィルター M) 1個
カルキ抜き、エサ、水質調整剤(試供品)
お魚飼育BOOK
ろ過機 × 水槽セットのものを利用
ヒーター 1408円
人工海水の素 572円
水温計 390円
比重計 1923円
さんご砂 306円
エアレーション 498円 ポンプ・ストーンのセット


合計で7020円
販売先や商品によって若干金額が異なりますので、多めに見積もっても10000円前後あれば、一式そろえることができます。

ミドリフグの水槽お掃除手順と塩水の作り方

では最後に「難しそうだな」と思っている方が多い、お掃除の手順や水槽に入れる海水の作り方についてご紹介していきます。
我が家では夫が水の生き物担当で、お掃除は夫にお任せしています。
どういった手順掃除をしたり塩の分量で塩水を作っていくのでしょうか。

塩水作りで用意するのは以下の4点

  • カルキ抜きをした水道水
  • 人工海水の素
  • デジタルスケール
  • 比重計

まずはバケツなどに必要な量の水を入れて、カルキ抜きを入れておきます。
また、ふぐをバケツなどにうつして、水槽の水を抜いていきます。

水槽の水を抜いた後は、水槽内とさんご砂を水洗いしておきます。


海水の素を作る塩は、我が家では280グラム使います。
まずは180グラム程、計量して先ほど用意したバケツの水に塩を溶かしていきます。

塩水を水槽に入れて、残りの塩を溶かしていきます。


塩が溶けたら比重計を一度水槽内に入れて…

取り出してみて、塩分濃度を測ってみます。

塩分濃度の調整ができたら、2~3時間程ふぐを戻さずに塩水をなじませるようです。

その後、ふぐを戻してお掃除は完了です。

まとめ

いかがでしたか?

小さくてかわいいミドリフグ

ふぐ本体のお値段もそれほど高くはなく、手の届きやすい価格で販売されていますし(我が家では1匹410円程で購入しました)
「飼いたいな」と思われる方も多いでしょう。

でも、ミドリフグって…

  • 汽水・塩水での飼育
  • ヒーター購入など初期費用がかかる
  • 塩水を作るのに手間がかかる

と、簡単には飼えないイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。

ふぐを飼うためには…

  1. 水槽
  2. ろ過機
  3. ヒーターとサーモスタット
  4. 人工海水の素
  5. 水温計
  6. 比重計
  7. さんご砂
  8. エアレーション

上記8点が必要で、一式そろえると約7000円~と金魚や熱帯魚よりも少しお金がかかってしまいます。

毎日のお世話は、1日2回ご飯をあげる程度ですが、週に1度、もしくは2週に1度程度、水槽内の掃除や水の入れ替えが必要です。

水槽の掃除や塩水を作る作業は、1時間もかからずにできます。

熱帯魚のお世話と比べると、塩水を作る分、手間がかかると思われてしまうかもしれませんが、何度かやっているとそれほど苦にはならないそうです。

小さなひれをぴこぴこ動かしながら泳ぐふぐ、みてるととってもかわいくて癒されます。

塩水を作る作業も慣れればそれほど難しくはないようなので、飼いたいなと考えていたあなたもぜひふぐと暮らしてみてはいかがでしょうか。

以上、ミドリフグの飼育は難しい?!必要な物と海水の作り方とは、でした。

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