家計を預かる主婦にとって大切な「家計管理」
あなたはご自身の家計についてしっかりと把握していますか?
実は私…イマイチ把握もできていないし家計管理ができているかと聞かれても自信をもって「はい」と答えられません。
毎年「よし!今年こそしっかり家計簿を書いて家計管理をするぞ!節約したい!」と思って、家計簿を買うんです。
しかし…
- 市販の家計簿は記入項目が自分の家計と合わずに続かない
- 買い物をするたびに書いているのに収支が合わずイライラ…
家計の管理をするため、まずは我が家の収支を把握して無駄遣いを減らそうと思っていたのに
気が付けば「家計簿を書く事」が目的になっているような気がして、途中で家計簿を書くのが嫌になってきました。
そんな時にみつけた「づんの家計簿」
SNSで人気の家計簿で、家計のやりくりのために必要な情報をすべて把握することができるそうです。
今回はづんの家計簿がどのようなものなのか、始め方や書き方を実際に私が書いた「づんの家計簿」の写真と共にご紹介します。
来年の家計簿に悩んでいる、きちんと家計簿をつけて家計管理ができる自分になりたい!と思っているあなた、ぜひ私と一緒にづんの家計簿を始めませんか?
づんの家計簿とは
SNSで話題のづんの家計簿
家計簿の書き方がしっかり紹介された書籍や家計簿ノートも発売されていますが、どのような家計簿なのでしょうか。
パッと見ですが、SNSで私が最初見たときは「細かく書くのか…続くかな、書くの苦手だしめんどくさそう」と思いました。
確かに
- 日々の支出をひとつひとつ記入
- お財布の残金も記入
- 固定費は金額がわかったら記入
スーパーでのお買い物も、お豆腐が●●円、たまごが●●円…と書かなくてはいけないので、今までざっくり家計簿しか書いていなかった私にとっては面倒!
週に1度もまとめ買いをしている私にとっては買ったものを書くのも一苦労なのですが、慣れれば、そこまで苦には思わないのかもしれません。
づんの家計簿をつけるメリット
づんさんの家計簿やSNSで色々な方の「づんの家計簿」を見てみると、複雑そうで書くのが面倒に思うこともありますが
づんの家計簿は
買ったものをレシートを見ながら1品ずつ書き写していくので食品?日用品費?と記入項目に悩むことがありません。
また考案者のづんさんご本人が子育て真っ最中の主婦
子育てや家事の合間の時間で
楽しく、ストレスなく、家計を把握できる家計簿をつけることが目的で、使いやすいルールで考えられた家計簿です。
買ったものをひとつひとつ記入するのがづんの家計簿の特徴ですが、それは家計を把握することに繋がり
- 家計の不透明さによる不安感をなくす
- 収支のバランスが取りやすくなる
というメリットもあります。
子供のこれからの教育費、自分たちの老後資金…もしかしたら親の介護も今後必要になるかもしれない…年金は?と考えているとお金の不安は尽きませんよね。
とにかく節約してお金貯めなきゃ!と思いがちですが、それだと我慢することが多くなりストレスもたまります。
家計簿をつけておくことで
締めるところはお財布のひもをきゅっと締めて節約しゆるめるところはゆるく、ということもやりやすくなり家計管理が楽しい、と感じるようになるかもしれませんね。
づんの家計簿を始めるために必要なもの4つ
では、早速づんの家計簿を始めるために必要なものをご紹介していきます。
私は自宅にあったものをそのまま利用しますが、新たに購入する場合…こだわりがなければ、数百円で済ますことができますよ。
- A5サイズの方眼ルーズリーフとバインダー
- ペン
- 電卓
- 定規
方眼のルーズリーフとバインダー
私が使うのは無印良品のもの
バインダー本体は380円
方眼ルーズリーフは1パック100枚で120円
インデックスはまだ使っていませんが、5山147円で販売されていました。
マス目に合わせれば自然と文字の大きさが揃い、すっきり見やすく手書きで表を作りやすいのも魅力です。
また100円ショップでもバインダー・方眼リフィルが販売されていますのでそちらを利用されても良いですね。
ペン
ペンはお手持ちのものでも良いですが、づんさんは
- 日々の出費は黒
- 罫線と収入・貯金は青
- 上書き合計は赤
- お財布残金は緑
- クレジットカードはオレンジ
と色分けをされています。
ちなみに私も…
- 日々の出費と罫線は黒
- 収入・貯金は緑
- 上書き合計は赤
- お財布残金はピンク
- クレジットカードはオレンジ
の5色の色分けでスタート。
色はご自身の好みで選んでいただいて良いので、どの色がどの項目を記入するのか、メモしておくと良いでしょう。
づんさんが使っているのがユニボールのシグノ0.28
私もお気に入りのペンです。
定価120円程度ですが、キャンドゥという100円ショップでは1本108円で販売されていました!
5色揃えても540円ですが、ご自身が書きやすいというペンがあればそれで構わないと思います。
ただ、まずは基本通りにきちんと色分けをして書いた方が良いと思うので5色用意しましょう。
電卓
家計管理に必要なのが電卓。
スマホにも電卓機能がついていますが、卓上タイプのものをご用意いただくのがおすすめ。
100円ショップや家電量販店などで販売されてます。
づんの家計簿で使う電卓は「税率計算」ができるものにしましょう。
なぜかというと、お店によって税込み表示のお店と税抜き表示のお店があるから。づんの家計簿では、1品1品購入した品名と金額を記入していきますので、お買い物したお店が税抜き表示だった場合にぱっと計算をするためです。
定規
づんの家計簿で使うのは方眼のルーズリーフ
うっすらと線が入っていますが、表や罫線を書くときには30センチの定規があると便利です。
15センチ程度の定規でも良いのですが縦長の線を書く際にずらしながら書かなくてはいけないので、線もずれやすくなってしまいます
づんの家計簿の書き方
必要なお道具が準備できたら、早速づんの家計簿を書き始めてみましょう。
- 線を引いてフォーマット作り
- 毎月の支払い項目を挙げていく
- 今月の出費予定を書き出す
- 日々の支出を書いていく
線を引いてフォーマット作り
まずは月始めに家計簿のフォーマットを作成していきます。
線の引き方は以下の通りです。
- ルーズリーフを見開きにして利用します。
- 左のページを上下で2分割するような横線を一本
- 上下で2分割した下半分を縦に4分割にして左ページ完成
- 右ページは縦に2分割
- さらに等間隔で4分割になるように線を引く
ルーズリーフを見開きにして利用します。
左のページを上下で2分割するような横線を一本
上下で2分割した下半分を縦に4分割にして左ページ完成
右ページは縦に2分割
さらに等間隔で4分割になるように線を引く
これでフォーマットは完成です。
毎月の支払い項目を挙げていく
次に毎月支払いがある項目を「固定費」として書き出していきます。
光熱費や携帯料金も金額は毎月変動しますが毎月払っているものなので固定費に。
毎月払っているけど貯金として積み立てられているものも、固定貯金として書き出しておきましょう。
上記画像は我が家の「づんの家計簿」
固定費もご家庭によって若干異なると思いますので参考になれば幸いです。
まずは家庭の固定費を知ることから始めていきましょう。
今月の出費予定を書き出す
次に今月の出費予定を書き出すのですが、予めお金を使う予定がわかっていたらメモ欄に書き出しておきます。
例えば、12月、我が家の場合は
夫の出張2回に忘年会と法事、クリスマスパーティとプレゼント購入の出費予定があるので画像のような感じで書きました。
新たに出費の予定がわかった時点で、予想金額を随時書き込んでいくことで、1か月のだいたいの支出予想ができ、例えば今月後半に家族で外出したいから前半は節約しよう、などの調節ができるようになります。
日々の支出を書いていく
買い物をしたら買ったものの品名と金額を書いていきます。
溜めてしまうと書くのが面倒になってしまうので、できれば買い物した当日に記入するのが良いですね。
書いているうちにいつも買っているパンはA店よりB店の方が安い、といったことがわかってきます。
しかしづんの家計簿では、合計いくら使ったか、ではなく「何をいくらで買ったのか」を把握するためにひとつひとつ細かく書いていきます。品物の底値把握や意外な浪費に気付くこともあるので、ぜひ買い物後の日課にしてください。
税抜き価格は税込み価格に計算する
お店によって、税込み価格でレシート表示されるところと税抜き価格で表示されているところがあります。
税抜きタイプのレシートがあれば、1品1品税率をかけて税込み価格を計算し記入しましょう。
品物の底値が知りたい時に全てのお店の税込み価格が書かれていればスムーズに比較することができます。
上書き合計をしていく
日々の支出を書き出した後は、合計金額を足していきます。
上記写真の場合、12月1日に639円使ったので、その日の一番最後に赤字で639円と記入
次に買い物をした12月3日は2店舗合わせて3423円使ったので、12月3日の一番最後には
12月1日の639円+12月3日の3423円を足した4062円を赤字で書きます。
お財布の残金を記入する
上書き合計を書いたら、お財布の残金も記入しておきます。
日々の出費の中で、すべてのお買い物でレシートが発行されるわけではありませんよね。
例えば自販機で飲み物を買った時などお金は払ったのに証拠がないものは家計簿を書くときにうっかり忘れてしまうことも。なにを買ったのかは覚えていない、使途不明金がでてしまうこともありますが、毎日の家計簿への書き込みでお財布の残金も書いていれば、計算上のお財布残金と実際のお財布残金が合わなかった時にも1日の記憶をさかのぼってなにを買ったのか思いだせばよいですね。
レシートがないところでお買い物をしたときはスマホのメモなどでぱぱっとメモをしておき、あとから家計簿に記入するのもおすすめです。
づんの家計簿を知って数か月、私は家計簿が続いているのか
こちらの記事で「づんの家計簿」をご紹介して約2年がたちました。
実際にづんの家計簿で、家計簿記入が続いているのか、ですが
始めて数か月でやめてしまいました。
「合わないな」と思ったのは、以下の理由です。
- 購入した品目1つ1つ記入してくのが手間に感じる
- 予算項目ごとにどれくらい使って、どれくらい残っているのかがわかりにくい
- 「なにをいくらで買ったのか」はそれほど知りたい情報ではない
やはり1つ1つ書いていくのは面倒だなと思い、家計簿に向かうのを避けていました。
買い物をして帰ってきても「あとでいいや…」とどんどんレシートがたまるだけ。
づんの家計簿では、財布の残金と総支出金額を書いていきますが
例えば、食費は今月どれくらい残っているのか、日用品費はどれだけ残っているのかがわかりにくいです。
私は、食費は月いくら、日用品費はいくら、とそれぞれ予算を決めているのでお財布に入っている金額(残金)ではなく
それぞれの項目別で残金が知りたいので、やっぱりづんの家計簿は私には合ってないのかな、と。
また、たまごや牛乳などそれぞれ1品ずつの単価。
それぞれ細かく記入している家計簿はづんの家計簿以外にもあるのですが…
正直、私はその時いくらだったか、はそれほど気にしていません。
普段利用しているスーパーでは、お値段が大きく変動するということもめったにないですし
あまり細かく記入する形では、家計簿が続かないと思ったので
なにをいくらで買ったか、というよりも、1週間を予算内で過ごせるか、という点を重視し
いつどこのお店で何円払ったのか、だけ記入する方が、記入時間も短く済みます。
づんの家計簿 まとめ
いかがでしたか?
今回はづんの家計簿を始めるために必要なものや基本的な書き方についてご紹介しました。
づんの家計簿を始めるために必要なのは以下の4点
- A5サイズの方眼ルーズリーフとバインダー
- ペン
- 電卓
- 定規
100円ショップで売ってるものでも気軽に始めることができます。
予め決まったフォーマットがあるので
- 日々のお買い物後のレシートを見ながら買ったものを1つずつ記入
- 当月の使用金額とお財布残金を書き出す
これだけで家計の把握に繋がります。
クレジットカードの利用時や、ネットショッピング時も現金でお買い物をした時同様に、購入日に品名と金額を記入し、お財布の中の現金をよけておきます。
≪づんの家計簿に向いている方はこんな方≫
- お買い物の度にきちんとレシートをもらっている方
- 「書く」ことが苦ではない方
1品1品書くのが苦手、という方は、エクセルでやってみても良いかもしれませんね。
実は私も、こうして手書きで書いていましたが来月はエクセルでやってみようと検討中。
どちらにしても記入項目や書き方は変わらないので、両方試してみて続けられそうな方を採用したいと思います。
まずは、あなたも3か月試しに続けてみてください。
以上、【SNSで話題】づんの家計簿で無理なく節約を始めよう≪必要なものと書き方を徹底紹介≫でした。