
無印良品公式サイトより
毎朝のコーヒータイム、豆を計るときにふと「あれ、このスプーンって正確には何グラムなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。私も先日、愛用していたプラスチック製のスプーンが割れてしまい、新しいものを探していて無印良品のお店に行きつきました。
シンプルなデザインが好きで無印の製品をよく使うのですが、コーヒーのメジャースプーンに関しては公式情報を見ても容量が「1杯分」としか書かれておらず、少し戸惑ってしまったんです。
ネットで検索してみると、私と同じように容量を知りたい方や、おしゃれな木製や陶器のタイプを探しているけれど見つからないという声が多いことに気づきました。また、似たような価格帯やデザインでニトリやケユカ、カリタといった他ブランドの製品と比較検討している方もたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、私が実際に無印の店舗で商品をチェックし、他社のスプーンとも使い勝手を比べてみた結果をシェアしたいと思います。代用品として薬味用スプーンが使えるのかといった疑問や、実際の口コミ評判についても詳しくまとめてみました。
- 無印良品のステンレススプーンの正確な容量と実測結果
- 木製タイプや薬味用スプーンを代用する際のリスク
- ニトリやKEYUCAなど他社人気製品とのスペック比較
- キャニスター収納派にとって無印が最強である理由
無印のコーヒーメジャースプーンの容量や木製等の種類
まずは、無印良品で現在販売されているコーヒーメジャースプーンの基本スペックについて深掘りしていきましょう。シンプルだからこそ見落としがちな「容量」の謎や、素材のラインナップについて、私が実際に調べて分かったことを正直にお話しします。
無印の計量スプーンは何g?容量の実測検証
無印良品の「ステンレス コーヒースクープ」を手に取ったとき、一番最初に気になるのが「これ、すりきりで何グラムなの?」という点ですよね。公式サイトやパッケージを確認しても、実は「1杯でコーヒー1杯分が目安です」としか書かれていないんです。
「1杯分って言われても、豆の焙煎度や挽き方で変わるじゃん!」とツッコミを入れたくなったのは私だけではないはず。そこで、実際に私が中深煎りの中挽き豆を使って、すりきり一杯の重さを測ってみました。
結論から言うと、私の実測ではすりきり1杯で約10g前後でした。
- 中深煎り(中挽き):約10g
- 深煎り(豆が軽い):約8〜9g
- 浅煎り(豆が重い):約11〜12g
もちろん、豆の状態によって誤差は出ますが、一般的な「コーヒー1杯=豆10g」という基準には概ね合致しているようです。ただ、KEYUCAなどのように「10g」と明記されている製品に比べると、最初は少し不安かもしれません。自分の好みの濃さになるまで、何度かスケールで測りながら感覚を掴むのがおすすめです。
無印に木製や陶器のモデルは現在ある?
「無印といえば、温かみのある木製や、清潔感のある白磁(陶器)のスプーンがあるはず」と思ってお店に行ったことはありませんか? 実は私もその一人でした。無印のナチュラルな雰囲気に、木のスプーンは絶対似合いますよね。
しかし、残念ながら現時点での公式ラインナップには、コーヒー用の木製や陶器のメジャースプーンは存在しません。
過去には販売されていた時期もあったようですが、現在は廃盤になっています。ネットオークションやフリマアプリで「旧モデル」として見かけることはありますが、新品を店舗で購入することはできないのが現状です。現在は、耐久性と衛生面を重視した「ステンレス製」一択となっています。
薬味用のアカシアスプーンでの代用は非推奨
店舗のカトラリーコーナーに行くと、「アカシア 薬味用スプーン」という可愛らしい木製スプーンが目に入ります。「これ、コーヒー用に使えないかな?」と一瞬考えちゃいますよね。価格も250円とお手頃ですし。
でも、正直に言いますと、コーヒーメジャーとしての代用はおすすめしません。
- ニオイ移り:木製はコーヒーの油分や香りを吸着しやすく、逆に木の匂いが豆に移る可能性もあります。
- 容量不足:薬味用なので、コーヒー1杯分を一度にすくうには小さすぎます。
- お手入れ:ウレタン塗装がされていますが、コーヒーの油分がついたまま放置すると劣化の原因になります。
見た目は最高に可愛いのですが、毎日の実用性を考えると、専用のステンレス製を選ぶ方が無難です。
公式ステンレス製品の価格とサイズ詳細
では、現在主力として販売されている「ステンレス コーヒースクープ」のスペックを整理しておきましょう。この製品、実は他社にはない際立った特徴があるんです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品名 | ステンレス コーヒースクープ |
| 価格 | 490円(税込) |
| 素材 | 18-8ステンレス鋼 |
| 全長 | 約7cm |
| 生産国 | 中国 |
| 食洗機 | 使用可 |
特筆すべきは「全長約7cm」という短さ。一般的なスプーンよりもかなりコンパクトです。価格もワンコイン(490円)でお釣りが来るので、気軽に試せるのが嬉しいポイントですね。
使い心地はどう?口コミや評判を調査
実際に使っているユーザーの声をSNSやレビューサイトで調べてみると、評価は大きく二分されている印象です。
【良い口コミ】 「シンプルで洗いやすいのが最高。」 「ステンレスだから清潔感を保てる。」 「キャニスターに入れたままにできるサイズ感が神。」
【気になる口コミ】 「持ち手が短すぎて、深めの袋だと手が汚れる。」 「正確に何グラムか分からないのが不便。」
やはり、この製品の評価の分かれ目は「持ち手の短さ」をメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかに尽きるようです。
無印のコーヒーメジャースプーンと他社比較や収納のコツ
ここからは、無印良品のスプーンを検討する際に必ず比較対象に上がる、ニトリ、KEYUCA(ケユカ)、カリタといった競合製品と見比べてみましょう。それぞれの特徴を知ることで、あなたに本当に合うスプーンが見えてくるはずです。
ニトリの珪藻土スプーンと機能を比較

ニトリ公式サイトより多孔質セラミックスプーン
「お値段以上」でおなじみのニトリですが、コーヒー用品でも面白い製品を出しています。特に注目なのが、デコホームなどで扱っている「多孔質セラミックスプーン」(珪藻土スプーン)です。
このスプーンの最大の特徴は、「湿気を吸い取ってくれる」こと。コーヒー豆の大敵である湿気対策を兼ねられるのは、無印のステンレス製にはない機能です。
- 無印:耐久性と洗いやすさ(食洗機OK)を重視する人向け。
- ニトリ:キャニスター内の調湿機能を重視する人向け。ただし、割れやすいので扱いに注意が必要です。
カリタやケユカなどの人気ブランドと比較
次に、コーヒー器具の老舗「カリタ」と、ライフスタイルショップの「KEYUCA」とも比べてみました。ここでも比較表を作ってみたので参考にしてください。
| ブランド | 無印良品 | KEYUCA | カリタ (銅) |
|---|---|---|---|
| 価格 | 490円 | 869円 | 1,200円〜 |
| 素材 | ステンレス | ステンレス | 銅 |
| 容量表記 | 目安 | 10g | 10g |
| 全長 | 約7cm | 12cm | - |
| 特徴 | キャニスター内蔵特化 | 使いやすい長めの柄 | 経年変化を楽しむ |
KEYUCAの「豆で量るコーヒーメジャースプーン」は、柄が長くてすくいやすく、容量も「10g」と明確です。一方、カリタの銅製スプーンは使い込むほどに味が出る趣味性の高さが魅力。実用性ならKEYUCA、ロマンならカリタ、収納性なら無印という住み分けができそうです。
キャニスターの中に収納できるサイズが魅力
私が最終的に無印良品のスプーンを推したい最大の理由は、やはり「キャニスターの中に入れっぱなしにできる」という点です。
全長7cmという極端な短さは、一般的なコーヒー豆の保存容器(キャニスター)にそのまま入れて蓋を閉めるのに絶妙なサイズなんです。長いスプーンだと、どうしても別の引き出しにしまったり、キャニスターの外にぶら下げたりする必要がありますよね。でも、無印なら「豆を取る→入れる→そのまま戻す」という動作がスムーズで、朝の忙しい時間にスプーンを探す手間が省けます。
この「動線の良さ」こそが、無印スプーンの隠れた最強スペックだと私は感じています。
100均や他の代用品を選ぶ際の注意点
「とりあえず100均でいいや」と思う方もいるかもしれません。ダイソーやセリアでもプラスチック製や木製のメジャースプーンは手に入ります。
ただ、プラスチック製は静電気でコーヒーの粉が張り付きやすかったり、長期間使っていると細かい傷がついたりすることがあります。また、100均の木製スプーンは個体差が激しく、容量が安定しないことも。長く愛用する道具として考えるなら、数百円の違いで耐久性の高いステンレス製(無印)を選ぶ方が、結果的に満足度は高いかなと思います。
おしゃれなロング柄スプーンとの使い分け
ここまで無印の「短さ」を褒めてきましたが、もちろんデメリットもあります。それは「深めの袋や容器の底がすくいにくい」こと。
もしあなたが、コーヒー豆を背の高い瓶や、買ったままの深い袋で保存しているなら、無印のスプーンだと手が豆や粉に触れてしまうかもしれません。そういう場合は、柄の長いKEYUCAのようなタイプの方がストレスなく使えます。
逆に、広口のキャニスターや密閉容器に移し替えている方なら、無印の短さが生きてきます。ご自宅の保存スタイルに合わせて選ぶのが失敗しないコツですね。
無印のコーヒーメジャースプーンを選ぶべき人
ここまで様々な角度から検証してきましたが、最後に「無印良品のコーヒーメジャースプーン」はどんな人におすすめなのかをまとめたいと思います。
このスプーンがベストパートナーになるのは、ズバリ以下のような方です。
- キャニスターの中にスプーンを収納して、キッチンをスッキリさせたい人。
- 食洗機でガシガシ洗える、丈夫で衛生的な道具が欲しい人。
- 1グラム単位の厳密さよりも、毎日の手軽さを重視する人。
- シンプルで主張しないデザインが好きな人。
容量の表記が曖昧という弱点はありますが、一度自分で「自分の好みの一杯」の量を把握してしまえば、その「短さ」がもたらす快適さは他には代えがたいものがあります。490円という価格も含めて、試してみる価値は大いにある一本ですよ。
※記事内の価格や仕様は執筆時点のものです。購入の際は公式サイト等で最新情報をご確認ください。