最近、テレビやSNSで話題の健康食材であるおからパウダーですが、いざ買おうと思ってスーパーに行ってもどこに売ってるのか分からず、売り場を歩き回ってしまったという経験はありませんか。
私自身も最初は豆腐売り場にあると思い込んでいたのですが、実はお店によって乾物コーナーや製菓材料の棚に置いてあることも多く、見つけるのに苦労した覚えがあります。
毎日の食事に取り入れるだけで手軽に食物繊維を摂取できるおからパウダーですが、ダイソーやセリアといった100均や、カルディやコストコのような専門店でも、国産大豆を使用したものや使いやすい微粉タイプなど、様々な種類が販売されています。
そのまま食べることができる便利な商品や、それぞれの店舗での取り扱い状況について詳しくリサーチしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 100均やスーパー、専門店ごとの具体的な売り場と商品特徴がわかる
- 微粉タイプや国産など、自分の用途に合ったおからパウダーの選び方がわかる
- 店舗で見つからない場合に便利なネット通販や代替案を知ることができる
- おからパウダーを生活に取り入れるための賢い買い方と使い分けが理解できる
おからパウダーはどこに売ってる？市販の販売店を調査
健康やダイエットのために「おからパウダー生活を始めよう！」と思い立ったものの、意外とどこで買えばいいのか迷ってしまうアイテムですよね。実は、おからパウダーは私たちの身近な店舗で手軽に入手可能です。ここでは、私が実際にリサーチした情報をもとに、100円ショップから専門店、スーパーマーケットまで、主要な販売チャネルとそれぞれの特徴について詳しく解説していきますね。
100均ダイソーは120g入りでコスパ最強
まず最初にチェックしておきたいのが、私たちの生活の味方である100円ショップの「ダイソー」です。ダイソーで販売されているおからパウダーは、なんといってもそのコストパフォーマンスの高さが最大の魅力だと感じています。
私がダイソーの店舗で見つけたのは、「お豆腐やさんのおからパウダー」という商品です。この商品、内容量がなんと120gも入っているんです。通常、100円ショップの食品といえば少量サイズのイメージがありますが、120gというボリュームはスーパーで売られているナショナルブランドの商品と比較しても遜色ない、あるいはそれ以上の量です。
パッケージの裏面を見てみると、製造者は「株式会社やまみ」となっていました。これは豆腐製造の大手企業であり、東証上場もしているしっかりとしたメーカーです。「100均の食品って品質はどうなの？」と不安に思う方もいるかもしれませんが、豆腐のプロが製造した副産物を活用している商品なので、品質面でも安心して手に取ることができますね。
ダイソーのおからパウダーのポイント
- 内容量120gで100円（税抜）という圧倒的な安さ。
- 豆腐メーカー「やまみ」が製造しており安心感がある。
- 毎日たっぷりと使いたいヘビーユーザーや節約派に最適。
売り場に関しては、私の近所の店舗では「食品コーナー」の中の、ふりかけやトッピング材が並んでいる棚、あるいは製菓材料の近くに陳列されていました。店舗によっては調味料コーナーの近くにあることもあるようなので、まずは食品エリア全体をざっと見渡してみるのが良いでしょう。
この商品は少し粗めのパウダーなので、ハンバーグのつなぎとしてパン粉の代わりに使ったり、卯の花のような煮物にするのに向いています。毎日スプーン1杯を味噌汁に入れるといった使い方なら、この1袋で2週間以上は持つ計算になりますから、家計にとっても非常に助かる存在です。
セリアは国産大豆使用の微粉タイプがおすすめ
同じ100円ショップでも、「セリア」のおからパウダーはダイソーとは少し違ったアプローチの商品展開をしています。セリアで見かけるのは、「さとの雪食品株式会社」の「国産大豆 おからパウダー」です。
この商品の最大の特徴は、商品名にもある通り「国産大豆」を使用していることと、「微粉タイプ」であることです。内容量は100gとダイソーに比べて20g少ないのですが、その分「質」にこだわっている印象を強く受けました。
微粉タイプというのは、文字通り粒子が非常に細かいパウダーのことです。通常のおからパウダーが少しザラザラとした食感が残るのに対し、微粉タイプは小麦粉のようにサラサラとしています。これが何を意味するかというと、口当たりが非常になめらかで、飲み物やヨーグルトに混ぜても違和感が少ないということです。
微粉タイプのメリット
粒子が細かいので、水分に素早く馴染みます。コーヒーやスムージーに混ぜて「飲むおから」として摂取したい場合や、クッキーやケーキなどのお菓子作りで口溶けを良くしたい場合には、断然この微粉タイプがおすすめです。
また、「国産」というキーワードに安心感を覚える方も多いはずです。特に加熱せずにそのままヨーグルトにかけて食べるようなシーンでは、原材料の産地が気になるものです。セリアの商品はそういった健康志向の方や、赤ちゃんの離乳食に使いたいというママさんたちのニーズにもしっかり応えてくれる商品だと言えますね。
売り場は、セリアの特徴でもあるおしゃれな「製菓材料コーナー」や「食品コーナー」で見つけることができます。パッケージもシンプルで清潔感があり、キッチンに置いておいても馴染みやすいデザインなのが嬉しいポイントです。
カルディは製菓材料の売り場で探してみよう
輸入食品やこだわりの食材が揃う「カルディコーヒーファーム」も、おからパウダーを探すなら外せないスポットです。カルディで取り扱われているのは、人気ブランド「もへじ」の「マテリス 小麦粉みたいなおからパウダー」という商品です。
この「小麦粉みたいな」というネーミングが絶妙ですよね。まさにその名の通り、製菓・製パン用途を強く意識して作られた商品です。内容量は190gとたっぷり入っており、100円ショップのものと比較しても約2倍近い量があります。頻繁にお菓子作りをする方にとっては、これくらいのサイズ感がちょうど良いかもしれません。
カルディの店内は商品が所狭しと並んでいて探すのが大変かもしれませんが、この商品は多くの場合「製菓材料コーナー」や「和食材コーナー」に置かれています。きな粉や米粉の近くを探してみると見つけやすいですよ。
この商品は、特に糖質制限（ロカボ）スイーツを作りたい方におすすめです。小麦粉の代わりにこのパウダーを使うことで、大幅に糖質をカットしつつ、美味しいパンケーキやクッキーを作ることができます。「もへじ」ブランドの信頼感もあり、味や風味にも定評があるので、「美味しく食べて痩せたい」というワガママな願いを叶えてくれるアイテムと言えるでしょう。
コストコは在庫変動があるが大容量で買える
大量消費するご家庭や、ストックを欠かしたくないという方にとっての聖地、「コストコ」。もちろんコストコでもおからパウダーの取り扱いはありますが、少し注意が必要な点もあります。
コストコの特徴は、なんといってもその圧倒的な大容量です。1kgや2kgといったキロ単位の袋で販売されていることが多く、グラム単価で計算すると他のどの店舗よりも安くなるケースがほとんどです。毎日家族全員でヨーグルトにかけて食べる、といった使い方をするなら、コストコで買うのが経済的にも正解でしょう。
購入時の注意点
コストコの商品は「一期一会」の側面が強く、在庫状況が非常に流動的です。先月は山積みになっていたのに、今月行ったら影も形もない、ということが珍しくありません。実際、在庫情報掲示板などを見ても、入荷と欠品を繰り返している様子が伺えます。
ですので、コストコでおからパウダーを見かけたら、「次に来た時に買おう」ではなく「今カートに入れる」のが鉄則です。また、商品によっては賞味期限が意外と短い場合もあるので、大容量を買う際は使い切れるかどうかも少し考えてみると良いですね。ただ、おからパウダーは乾燥しているので比較的日持ちはしますし、友人とシェアするのも賢い方法です。
一般的なスーパーの売り場は豆腐か乾物コーナー
ここまで専門店を紹介してきましたが、普段のお買い物で利用するイオンやイトーヨーカドー、西友といった一般的なスーパーマーケットでも、もちろんおからパウダーは購入できます。
ただ、スーパーの場合は店舗によって「置かれている場所」がまちまちで、一番探すのに苦労する場所かもしれません。私の経験上、以下の3つの売り場を順にチェックしていくのが確実です。
| チェック順 | 売り場コーナー | 特徴・傾向 |
|---|---|---|
| 1 | 豆腐・納豆売り場 | 冷蔵ケースの上や横の常温棚に置かれていることが多いです。生のおからの近くにあるパターンです。 |
| 2 | 乾物売り場 | 高野豆腐や切り干し大根、きな粉の近くに並んでいることがあります。「乾燥させたおから」という分類ですね。 |
| 3 | 製菓材料売り場 | 小麦粉やホットケーキミックスの近く。最近はダイエット製菓材料としての認知が広まっているためです。 |
スーパーで取り扱われている商品は、キッコーマンやさとの雪、あるいはプライベートブランドの商品など多岐にわたります。価格帯は100円ショップより少し高い場合もありますが、特売日などを狙えばお得に買えるチャンスもありますね。
もし店員さんに聞く場合は、「おからパウダー」と指名して聞くのが一番早いですが、店員さんも把握していないことがあるので、スマホで画像を見せながら聞くとスムーズですよ。
おからパウダーがどこに売ってるか以外の選び方のコツ
販売店がわかったところで、次は「どのおからパウダーを選べばいいの？」という疑問にお答えします。実はおからパウダーには種類があり、用途に合わせて選ばないと「美味しくない」「使いにくい」と感じて挫折してしまう原因になります。自分に合った商品を選ぶためのポイントを整理しました。
飲み物には口溶けの良い微粉タイプを選ぶ
おからパウダー生活を続ける上で最も手軽なのが、コーヒーや豆乳、スープなどの飲み物に混ぜて飲む方法です。この用途で使うなら、パッケージに「微粉」「超微粉」「パウダータイプ」と書かれた商品を必ず選んでください。
粒子の粗いタイプを飲み物に入れると、底に沈殿してしまったり、喉にイガイガと引っかかるような違和感を感じたりしてしまいます。これが原因で「おからパウダーは苦手」と思ってしまう人も少なくありません。
微粉タイプであれば、スプーンでくるくると混ぜるだけでサッと分散し、飲み物の風味を損なうことなく摂取できます。特に「超微粉」と謳われているものは、まるでクリーミングパウダーのような感覚で使えるので、初心者の方には特におすすめです。セリアの「さとの雪」商品や、後述するネット通販の商品がこのタイプに該当します。
原材料や産地にこだわるなら国産表示を確認
毎日口にするものですから、安全性にはこだわりたいですよね。おからパウダーの原材料である大豆は、アメリカやカナダからの輸入大豆である場合と、国産大豆である場合があります。
一般的に、安価で大容量のものは輸入大豆を使用していることが多いですが、国内製造であれば品質管理は徹底されているので安全性に問題はありません。しかし、「遺伝子組み換えでない」という点や、風味の豊かさを重視するなら、やはり「国産大豆使用」の表記があるものが安心です。
国産大豆のおからは、大豆特有の甘みや香りが強く感じられ、そのまま食べた時の美味しさが違います。離乳食や介護食として使う場合も、国産を選ぶ方が多いようです。パッケージの裏面、原材料名欄をしっかりチェックする癖をつけましょう。
そのまま食べることができる加熱済み商品か見る
意外と見落としがちなのが、「そのまま食べられるかどうか」という点です。本来、生のおからは傷みやすく、食べる前には必ず加熱調理が必要な食材です。
市販されているおからパウダーの多くは、製造工程でしっかりと加熱・乾燥処理がされているため、そのままヨーグルトやサラダにかけて食べることができます。しかし、念のためパッケージに「そのまま食べられます」「加熱済み」といった記載があるかを確認しておくと安心です。
例えば、さとの雪食品の公式サイト等でも確認できるように、同社のパウダー製品は加熱処理済みであることが明記されています（出典：さとの雪食品『おから』製品ラインナップ）。このようにメーカーが保証している商品であれば、忙しい朝にヨーグルトに振りかけるだけで、手軽に食物繊維をプラスすることができますね。
近くにない時はネット通販のニチガ等を活用
「近所のスーパーにも100均にも、欲しいスペックのおからパウダーがない！」という場合は、無理に探すよりもネット通販を利用するのが賢い選択です。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどのECサイトでは、実店舗ではなかなか見かけない高スペックな商品が販売されています。
特に有名なのが、「ニチガ（NICHIGA）」の「国産おからパウダー 超微粉」です。この商品はネット上の口コミでも非常に評価が高く、微粉よりもさらに細かい「超微粉」であることが最大の特徴です。お菓子作りに使っても小麦粉と変わらないくらいの仕上がりになりますし、お好み焼き粉の代わりにする際もダマになりにくいです。
また、ネット通販なら500gや1kgといったサイズを玄関先まで届けてくれるので、重い荷物を持ち運ぶ手間も省けます。メール便対応で送料が無料または格安になっているショップも多いので、ポイント還元などを考慮すれば、実店舗で買うよりお得になることも多々あります。「探す時間」を買うという意味でも、ネット通販は非常に有効な手段です。
おからパウダーがどこに売ってるか把握して習慣化する
おからパウダーは、一度買って終わりではなく、毎日少しずつ継続して摂取することで効果を実感できる食材です。そのためには、「なくなったらすぐに買い足せる場所」を把握しておくことが、習慣化への第一歩となります。
「とりあえず試してみたい」なら最寄りのダイソーへ。「品質にこだわりたい、子供にも食べさせたい」ならセリアやこだわりのスーパーへ。「本格的にダイエットや糖質制限料理に取り入れたい」ならカルディやネット通販へ。このように、自分のライフスタイルや目的に合わせて購入場所を使い分けるのが正解です。
おからパウダーは水分を含むと4〜5倍に膨らむ性質があり、満腹感を得やすい素晴らしい食材です。まずは一袋、手に取りやすいお店でゲットして、毎日の食事にスプーン一杯から始めてみてください。きっと、体の内側からの変化を感じられるはずですよ。