
賃貸のお部屋でも壁を傷つけずにポスターや小物を飾りたい、そんな時に大活躍するのがコクヨの「ひっつき虫」ですよね。でも、いざ買おうと思って「ひっつき 虫 コクヨ どこに 売っ てる」と検索しても、意外と近所のお店で見つからなくて困っていませんか。
ホームセンターの広い店内で売り場がわからず歩き回ったり、ダイソーやセリアなどの100均に代用品があるのか気になったりすることも多いはずです。
また、実際に使うとなると、きれいに剥がせるのかという剥がし方の不安や、壁紙にシミが残らないか、耐荷重はどれくらいで重いものは落ちる心配がないかなど、気になる点は尽きません。
コンビニで手軽に買えるのか、それともネット通販が確実なのか、さらには売ってない時の対処法まで、私の経験をもとに詳しくお話しします。
- コクヨ純正品が確実に購入できる販売店と具体的な売り場コーナー
- ダイソーやセリアなどの100円ショップで買える代用品の実力と違い
- 壁紙を傷めないための正しい剥がし方とシミを防ぐための注意点
- 重いものを貼る際のリスクや耐荷重に関する具体的なスペック情報
ひっつき虫のコクヨ製品はどこに売ってる?販売店まとめ
「よし、部屋の模様替えをしよう!」と思い立ったその日に、必要な道具が手に入らないとテンションが下がってしまいますよね。私自身、いくつものお店を回ってようやく見つけた経験があります。
ここでは、実店舗からネット通販まで、どこに行けば確実に手に入るのか、私の足で稼いだ情報とリサーチ結果をシェアします。
ホームセンターやロフトの売り場は文具か接着剤か
まず、最も取り扱いの可能性が高いのがホームセンターや、ロフト、東急ハンズといった大型の雑貨専門店です。しかし、ここで最大の難関となるのが「売り場がどこなのか分かりにくい問題」です。
私が近所のホームセンター(DCMとロイヤルホームセンター)に行った際、最初に探したのは「文房具コーナー」でした。画鋲やクリップが置いてある棚をくまなく探したのですが、見つかりません。「あれ?取り扱いがないのかな?」と諦めかけたその時、店員さんに聞いて案内されたのは、なんと「接着剤・補修用品コーナー」だったんです。
店舗によっては、ポスターフレーム売り場の近くに置いてあることもありますし、事務用品としての扱いを受けていることもあります。この「売り場の揺らぎ」こそが、実店舗で見つけにくい最大の要因なんですね。
ロフトのような雑貨店では、文具コーナーの「機能性文具」や「掲示用品」の棚に並んでいることが多いです。ただ、パッケージが小さくて薄いので、棚のフックに吊るされていると他の商品に埋もれて見落としがちです。
自力で探す前に、スマホで商品画像を表示させて店員さんに「これありますか?」と聞くのが最短ルートです。「ソフト粘着剤」や「貼ってはがせるパテ」と言っても通じにくい場合があるので、画像を見せるのが一番確実ですよ。
また、カインズやコーナンなどの大型店では、店舗在庫をアプリや公式サイトで検索できるシステムを導入しているところも増えています。無駄足を踏まないためにも、出かける前の在庫チェックは必須と言えるでしょう。
コンビニには売ってない可能性が高いので注意
夜中に急に作業をしたくなったり、買い忘れに気づいたりした時、「コンビニならあるかも?」と期待してしまいますよね。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートと主要なコンビニを回ってみたことがありますが、結論から言うと、コンビニでひっつき虫が売っている可能性は極めて低いです。
コンビニの文具コーナーは、ボールペン、ハサミ、封筒、そして瞬間接着剤など、緊急性の高いアイテムに厳選されています。
ひっつき虫のような「あると便利だけど必需品ではないニッチな商品」は、限られた棚スペースには置かれないのが現実です。
「もしかしたら大型店舗なら…」と期待する気持ちもわかりますが、私の経験上、コンビニを探し回るのは時間の無駄になってしまう可能性が高いですね。
緊急で必要な場合は、深夜まで営業しているドン・キホーテや、24時間営業のスーパーの文具コーナーをあたった方が、まだ確率は上がるかもしれません。
ダイソーやセリアにあるのは代用品の粘着タック
「コクヨの純正品じゃなくてもいいから、安く済ませたい」という方も多いと思います。そこで気になるのが100円ショップの存在です。「ひっつき虫 ダイソー」などで検索される方も多いですよね。
実際にダイソー、セリア、キャンドゥを調査してみましたが、コクヨ製の「ひっつき虫」そのものは販売されていません。しかし、非常に似た機能を持つ「代用品」は販売されています。
| 店舗 | 商品名の例 | 特徴 |
|---|---|---|
| ダイソー | 粘着タック タックシール | 青や白のパッケージで文具やリフォームコーナーにあることが多い。小分けになっているタイプも。 |
| セリア | 粘着タック | DIYコーナーで見かけることが多い。使用感はひっつき虫に近いが、量が少なめな場合も。 |
| キャンドゥ | 粘着ゲル 超強粘着テープ | 粘土状のものだけでなく、透明なゲルテープ(クロコダイルグリップ等)も人気だが、壁紙には強すぎる場合がある。 |
これらの100均製品は、JANコード(バーコード下の数字)で管理されていますが、店舗によって品揃えの入れ替わりが激しいのが難点です。パッケージには「ポスター貼りに」「小物の固定に」と書かれていますので、用途としてはひっつき虫と同じように使えます。
ただし、私の体感ですが、100均の粘着タックは製品によって「硬さ」や「粘着力」にバラつきがあるように感じます。最初は良くても時間が経つと硬くなりやすかったり、逆にベタつきが強かったりすることもあるので、そのあたりは価格相応と割り切る必要があるかもしれません。
純正品と100均製品の品質や耐荷重の違い
では、あえて数百円高いコクヨの純正品を選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。私は「安心感」と「品質の安定性」にあると考えています。
コクヨのひっつき虫は、長年販売されているロングセラー商品であり、その成分(変成シリコン等)の配合は絶妙に調整されています。適度な柔らかさがあり、ちぎって練る時の扱いやすさはさすが文具メーカーの老舗といったところです。
特に重要なのが「経年変化」への耐性です。安価な類似品の中には、数ヶ月貼った後に剥がそうとすると、壁側に油分が染み出してシミになったり、粘着材がボロボロと崩れてきれいに取れなかったりするものがあります。
また、耐荷重などのスペック表記もしっかりしており、メーカーとしてのサポート情報も充実しています。賃貸物件の壁紙を守るという目的を考えると、数十円〜数百円の差をケチって退去時に修繕費を請求されるリスクを負うよりは、信頼できる純正品を使った方が結果的にコストパフォーマンスが良いと私は判断しています。
もちろん、100均の製品が全て悪いわけではありません。使い捨てにするメモ書きをちょっと貼る程度なら100均で十分ですし、長期間貼りっぱなしにする大切なポスターや、少し重みのあるフレームを固定するならコクヨ、というように使い分けるのが賢い方法ですね。
Amazonやアスクルなら在庫確実で即日入手も
実店舗を探し回るのが面倒、あるいは近くにホームセンターがない場合は、やはりネット通販が最強です。
Amazonや楽天市場、https://www.google.com/search?q=%E3%83%A8%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%B7.comなどでは、ほぼ確実に在庫があります。特にAmazonプライム会員であれば、数百円の商品でも送料無料で翌日に届くことが多いので、ガソリン代や移動時間を考えれば通販一択という考え方もできます。
また、お仕事で使う場合やまとめ買いを検討しているなら、「アスクル」や「モノタロウ」も便利です。これらのB2Bサイトでは、現場用品として扱われているため在庫が豊富で、他の事務用品と一緒に発注すれば送料もクリアしやすいでしょう。
Amazonや楽天で購入する場合、単価が安いために「あわせ買い対象商品」になっていることがあります。合計金額が2,000円以上でないと発送されなかったり、本体価格より送料の方が高くなってしまったりするケースがあるので、カートに入れる前に必ず条件を確認してくださいね。
ひっつき虫のコクヨ製品はどこに売ってる?購入後の活用術
無事にひっつき虫を手に入れたとしても、使い方を間違えれば「壁紙が剥がれた!」「貼ったものが落ちて壊れた!」という悲劇を招きかねません。ここからは、私が実際に使って学んだ失敗しないための活用術と、トラブル回避のテクニックを深掘りしていきます。
重い物は落ちる?耐荷重500gと使用制限
「ひっつき虫って、どれくらいの重さまで耐えられるの?」というのは、誰もが気になるポイントでしょう。パッケージや公式サイトの情報を見ると、具体的な耐荷重の目安については注意が必要です。
一般的に、ひっつき虫の使用量の目安として、掲示物1つあたりにどれくらいの量を使うかで保持力は変わりますが、コクヨの公式情報などでは、過度な荷重がかかるものへの使用は推奨されていません。多くのユーザー検証や一般的な認識として、全体で約500g程度までが安全圏とされています。
これは、A2サイズのポスターや、軽い樹脂製のフォトフレーム、カレンダー程度なら問題なく保持できるレベルです。しかし、ガラスを使った額縁、置き時計、鏡などは、500gを超えなくても危険です。なぜなら、ひっつき虫は「ゆっくりと変形する」性質があるからです。
重力に引かれて徐々に粘着剤が伸びていき、ある日突然「ガシャン!」と落下します。私も以前、少し重めの木製パネルを貼っていたのですが、夏場の暑い日に帰宅したら床に落ちていた経験があります。幸い床は無事でしたが、大切なものが壊れるリスクを考えると、「壊れて困るもの」「頭上に落ちてくると危ないもの」には絶対に使わないという鉄則を守るべきです。
(出典:コクヨステーショナリー『ひっつき虫』商品情報)
ベタベタを残さない正しい剥がし方は叩くこと
ひっつき虫を使う上で、貼ること以上に重要なのが「剥がし方」です。ここを適当にやると、賃貸の壁紙を傷つけて敷金が戻ってこない…なんてことになりかねません。
絶対にやってはいけないのが、貼ってあるものを力任せに手前に引っ張ったり、爪でガリガリと粘着剤を削り取ろうとすることです。これをやると、壁紙の表面が一緒に剥がれたり、粘着剤が薄く伸びて繊維の奥に入り込んだりしてしまいます。
公式でも推奨されている、最も安全で効果的な剥がし方は「共剥がし(ともはがし)」と呼ばれるテクニックです。
- 掲示物をゆっくりと、回転させるようにして取り外す(粘着剤は壁に残す)。
- 未使用のひっつき虫、または取り外したひっつき虫を丸めて団子状にする。
- 壁に残った粘着剤の上から、団子を「ポンポン」「トントン」と軽く叩きつけるように押し当てては離す、を繰り返す。
こうすると、壁に残っていた粘着剤が、手元の団子の方に吸着されて、驚くほどきれいに取れます。まるで魔法のように取れていくので、ちょっとした快感すら覚えますよ。この「トントン叩き」メソッドを知っているかどうかで、壁へのダメージは天と地ほどの差が出ます。
壁紙にシミができるリスクと油分への対策
ひっつき虫の弱点として知っておくべきなのが、「油分によるシミ」の問題です。ひっつき虫は柔らかさを保つために可塑剤や油分を含んでいます。これが長期間(数ヶ月〜数年)壁紙や紙に接触していると、じわじわと油分が移行して、接触部分が半透明のシミになってしまうことがあります。
特に、吸湿性の高い和紙のような壁紙や、薄いポスターの裏面などは影響を受けやすいです。「大切な限定ポスターを貼りたい!」という場合は要注意です。剥がしたらポスターの四隅に油染みができている、なんて悲しすぎますよね。
私が実践している対策は、壁とポスターの両方にまず「マスキングテープ」を貼り、そのマスキングテープの上にひっつき虫を乗せるというサンドイッチ方式です。これなら、ひっつき虫が直接対象物に触れないので、油分の移行をある程度防げます。
ただし、マスキングテープ自体の粘着力が弱ければ落下のリスクは高まりますし、長期間貼ればマスキングテープの糊が残るリスクもあります。あくまで「直接貼るよりはマシ」という工夫の一つとして参考にしてください。
熱や経年劣化で溶ける前に交換するタイミング
ひっつき虫は温度変化に敏感です。特に日本の夏、閉め切った部屋の中はかなりの高温になりますよね。高温になるとひっつき虫は柔らかくなり、粘着力(保持力)が低下して「ダレて」きます。
逆に、何年も貼りっぱなしにしていると、今度は成分が揮発してカチカチに硬化し、壁に固着してしまうことがあります。こうなると、先ほどの「トントン叩き」でも取れなくなり、最悪の場合はシール剥がし液などを使いたくなりますが、液体を使うと壁紙がふやけて余計にダメージを広げることになります。
トラブルを防ぐための交換タイミングの目安としては、「半年に1回」または「季節の変わり目」に一度剥がして、新しいものに交換するのがベストです。もし触ってみて、カチカチに固まっていたり、逆にドロドロに溶けていたりしたら、それはもう寿命です。数百円で買える消耗品ですから、壁の修繕費に比べれば安いものだと割り切って、早め早めに交換しましょう。
ひっつき虫のコクヨ製品がどこに売ってるか総まとめ
ここまで、ひっつき虫の販売場所から使いこなし術までお話ししてきました。最後にポイントを整理しましょう。
| 購入場所 | 特徴・注意点 |
|---|---|
| ホームセンター | 確実性は高いが売り場が難解。「文具」だけでなく「接着剤」コーナーも探すべし。 |
| 専門店(ロフト等) | 機能性文具コーナーにあることが多い。定価販売が基本。 |
| 100円ショップ | 純正品はない。代用品(粘着タック)なら入手可能だが、品質差に注意。 |
| コンビニ | 基本的に売っていない。探すだけ時間の無駄になる可能性大。 |
| ネット通販 | Amazonやヨドバシなら確実。まとめ買いや合わせ買いがおすすめ。 |
ひっつき虫は、正しく使えば賃貸暮らしの強い味方になってくれる素晴らしいアイテムです。「どこに売ってる?」という最初のハードルさえ越えれば、あとはお部屋を自由にデコレーションする楽しみが待っています。ぜひ、この記事を参考に確実にゲットして、快適な壁面収納・装飾ライフを楽しんでくださいね!