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Nワゴンカスタム旧型の評価は?燃費や故障リスクと中古30万の真実

Nワゴンカスタムの旧型に関する評価を調べていると、実際の燃費や将来的な故障のリスク、それにターボとNAの違いなんかがどうしても気になりますよね。

特に中古車市場では価格がこなれてきて魅力的に見えますが、買っても大丈夫な車なのか、それとも安物買いの銭失いになってしまうのか、判断に迷うところだと思います。

私自身もガジェットや機械が好きで、スペック表とにらめっこしながら「本当にこの買い物は正解か?」と悩み続けるタイプなので、その気持ちは痛いほどよく分かります。

この記事では、スペック上の数値だけでは見えてこない実用面での使い勝手や、維持する上で知っておくべきウィークポイントについて、私が集めた膨大なデータと個人的な見解を交えて深掘りしていきます。 これから購入を検討されている方が後悔しない選択をするための判断材料になれば嬉しいです。

  • カタログ値とは異なるNAとターボの実燃費データのリアルな違い
  • 経年劣化で発生しやすいCVTや冷却系の具体的なトラブル事例
  • 中古市場における現在の価格相場と狙い目の年式やグレード
  • 購入前に必ずチェックしておくべきリコール情報と点検ポイント

Nワゴンカスタム旧型の評価と走行性能

まずは、車としての基本性能である「走り」の部分にフォーカスして、Nワゴンカスタム旧型(JH1/JH2型)の評価を掘り下げていきましょう。

このモデルは、背の高いスーパーハイトワゴン全盛の中で、あえて全高を抑えたハイトワゴンとして登場しました。

それだけに、走行安定性やエンジンの特性にはホンダらしいこだわりが詰まっているんですが、実際に所有して走らせてみると、NAモデルとターボモデルで評価が真っ二つに分かれるのが面白いところです。 ここでは、燃費、加速、そして居住性といった観点から、その実力を徹底的に解剖していきます。

NAとターボの実燃費データを比較

中古車を選ぶ際、維持費に直結する「燃費」は誰もが気にするポイントですよね。 初代N-WGNカスタムのカタログ燃費(JC08モード)を見ると、NAモデルで29.0km/L、ターボモデルでも25.8km/Lという、非常に優秀な数値が並んでいます。 しかし、実際に道路を走らせてみると、この数値通りにはいかないのが現実です。 私の手元にあるデータやユーザーの実走記録を分析すると、かなり興味深い「乖離」が見えてきました。

まず、NAモデル(自然吸気エンジン)の場合です。 街中でのストップ&ゴーが多い環境だと、実燃費はリッターあたり15km前後に留まることが多いようです。

カタログ値の約半分、達成率で言うと50%程度というのは、正直言って「あれっ?」と思う数字かもしれません。 実はこれ、車重とエンジンの関係に大きな理由があります。

N-WGNカスタムは約830kgという、軽自動車にしてはそこそこの重量級ボディを持っています。 NAエンジンのパワーだと、信号待ちからの発進やちょっとした加速のたびにアクセルを深く踏み込む必要があり、結果として燃料を多く消費してしまうんですね。

一方で、ターボモデルの燃費には驚かされるデータがあります。 郊外のバイパスや信号の少ない道を流すようなシーンでは、リッター19km台を叩き出すことも珍しくありません。

カタログ値に対する達成率で見ると70%を超えてくる計算になります。 これは、ターボのトルク(回転力)が太いため、アクセルをあまり踏まなくてもスルスルと車が進んでくれるからです。

結果として、エンジン回転数を低く抑えたまま巡航できるため、条件によってはNAモデルよりも燃費が良くなるという「逆転現象」すら起きています。

季節による燃費の変動にも注意

軽自動車はエンジンの排気量が小さいため、エアコンの使用状況が燃費にダイレクトに響きます。

春や秋などエアコンを使わない時期は燃費が伸びますが、夏場はクーラーの負荷で10〜15%ダウン、冬場は暖機運転やヒーター利用による電力消費(オルタネーター負荷)でさらに燃費が悪化する傾向があります。 年間を通してみると、冬場が最も燃費が厳しくなることを覚えておくと良いでしょう。

加速が良いターボモデルの違い

「軽自動車だから走りは我慢」というのは、もはや過去の話かもしれません。 特にこのJH1型N-WGNカスタムにおいては、NAを選ぶかターボを選ぶかで、全く別の車に乗っているかのような違いを感じるはずです。 ここでは、その動力性能の決定的な差について詳しく見ていきます。

NAモデルに搭載されている「S07A型」エンジンは、ホンダらしく高回転まで気持ちよく回る設計になっています。

最高出力を7300回転という高いところで発生させる仕様なので、エンジンをブンブン回して走るのが好きな人には楽しいかもしれません。

しかし、実用面、特に「力強さ」という点では物理的な限界があります。 例えば、家族を乗せての買い物や、傾斜のきつい坂道を登るシーンを想像してみてください。

830kgの車体に大人が数人乗ると、NAエンジンのトルク(65N・m)ではどうしてもパワー不足を感じてしまいます。 アクセルをベタ踏みしてエンジンが唸っているのに、スピードがなかなか乗らない…という状況は、運転していてストレスになりますよね。

そこで輝くのがターボモデルです。 ターボモデルは軽自動車の自主規制上限である64馬力を発揮するだけでなく、NAモデルを大幅に上回る太いトルクを低回転から生み出します。

これが何を意味するかというと、「重さを感じない」ということです。

わずか2600回転あたりから最大トルクを発揮してくれるので、街中での発進加速や、高速道路の本線合流が劇的にラクになります。

「カスタム」というグレードを選ぶのであれば、そのプレミアムな外観に見合った余裕のある走りが欲しいところ。 個人的には、もし予算が許すのであれば、迷わずターボモデルを推したいですね。 高速道路を使って遠出をする機会があるなら、なおさらその恩恵を感じられるはずです。

内装の使い勝手と収納の評判

車内の居住空間や使い勝手については、Nシリーズならではの工夫が随所に見られますが、すべてが満点というわけではありません。 実際に使っているオーナーたちの声を聞くと、「ここは良いけど、ここは惜しい」というリアルな評価が見えてきます。

まず良い点として挙げられるのは、やはりその広さです。 N-BOXほど天井が高くはないものの、頭上の空間や足元の広さは必要十分以上。

大人4人が乗っても窮屈さを感じることはほとんどないでしょう。 特に後席はスライド機構がついているので、荷物の量に合わせて足元の広さを調整できるのが非常に便利です。 また、カスタムグレードならではのブラックを基調とした内装色は、質感も高く、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。

しかし、一方で不満の声が多いのが「小物収納の少なさ」です。 特に後席周りの収納については、ファミリー層から厳しい意見が聞かれます。 例えば、ティッシュボックスを置く定位置がなかったり、子供が飲むペットボトルやちょっとしたお菓子を置いておくポケットが不足していたりします。

アフターパーツで解決するユーザーが多数

この収納不足を解消するために、多くのユーザーが市販のグッズを活用しています。 特に人気なのが以下のアイテムです。

  • 後席用アンブレラホルダー: 濡れた傘の置き場に困らないよう、ヘッドレストに装着するタイプ。
  • シートバックポケット: 前席の背面に装着し、ティッシュや小物をまとめて収納。
  • キックガード: 子供が靴でシート裏を蹴って汚すのを防ぐカバー。

このように、純正状態では「あと一歩」な部分もありますが、カー用品店やネット通販で豊富なカスタムパーツが出回っているのも、人気車種であるN-WGNの強みと言えるかもしれませんね。

かっこいい外観と装備の満足度

N-WGNカスタムを選ぶ最大の理由、それは何と言ってもこの「デザイン」にあるのではないでしょうか。 発売から時間は経過していますが、今見ても古臭さを感じさせない、押し出し感のあるフロントマスクは健在です。 特に「カスタム」グレードは、ノーマルモデルとは明確に差別化された装備が奢られており、所有する満足感を高めてくれます。

具体的に評価が高いのは、標準装備されているHIDヘッドライト(ディスチャージヘッドライト)や、専用デザインのアルミホイール、そしてエアロパーツ類です。 これらが最初から付いていることで、購入後に自分でドレスアップしなくても十分にカッコいい状態が完成されています。 夜間に点灯するLEDのポジションランプやフォグランプの造形も、ホンダらしいシャープな印象を与えてくれますね。

また、当時の新車価格はライバル車に比べてやや高めの設定でしたが、今となってはそれが「質感の高さ」として中古車市場でのアドバンテージになっています。

ドアを閉めた時の音や、塗装の品質など、細かい部分を見てもコストがかかっていることが伝わってきます。 「軽自動車でも安っぽく見られたくない」「駐車場に停めた愛車を振り返って見たくなる」そんな所有欲を満たしてくれるデザイン性は、JH1型N-WGNカスタムの大きな武器だと言えるでしょう。

長距離でも疲れない乗り心地か

「軽自動車で長距離ドライブなんて疲れるだけ」と思っている方も多いかもしれませんが、N-WGNカスタムに関しては、良い意味で期待を裏切られるかもしれません。

この車、実は乗り心地のセッティングがかなり絶妙なんです。

ホンダの車というと「足回りが硬め」というイメージがあるかもしれませんが、N-WGNカスタムは硬すぎず柔らかすぎず、しっかりとしたコシのある乗り味に仕上がっています。

路面の継ぎ目や段差を乗り越えた際も、不快な突き上げをうまくいなしてくれるので、ドライバーだけでなく同乗者も疲れにくい設計になっています。

特に高速道路での直進安定性は特筆もので、横風に煽られやすいスーパーハイトワゴン(N-BOXなど)に比べると、全高が低い分だけ重心も低く、どっしりと安定して走ることができます。

シートの作りも軽自動車としては厚みがあり、座り心地は良好です。 ただし、やはり長時間座り続けていると腰への負担はゼロではありません。

これに関しては、クッションを活用したり、適度な休憩を挟むことで十分対応できる範囲かなと思います。 私の感覚としては、片道2〜3時間程度のドライブなら全く問題なくこなせるレベルの快適性は確保されていると評価しています。 毎日の通勤はもちろん、週末のちょっとした遠出にも頼もしい相棒になってくれるはずです。

中古Nワゴンカスタム旧型の評価と注意点

ここからは、これから中古で購入を検討している方にとって最も重要な「リスク」と「お金」の話をしていきます。 いくら走りが良くても、すぐに壊れてしまっては元も子もありません。 JH1/JH2型はすでに生産終了から時間が経過しており、経年劣化による固有のトラブル事例も出揃ってきています。 「知らずに買って後悔した」とならないよう、整備現場からの報告や市場データを元にしたリアルな注意点を包み隠さずお伝えします。

CVT故障などよくある不具合

N-WGNカスタム(JH1型)を中古で選ぶ際、絶対に避けて通れないのがトランスミッション、つまりCVT(無段変速機)のトラブルです。

これは脅かすわけではなく、実際に整備の現場でも報告されている事例として、購入前に必ず知っておいてほしいリスクの一つです。

症状としては、発進時にジャダーと呼ばれる不快な振動が出たり、最悪の場合は「シフトをDに入れても車が動かない」という不動状態に陥るケースがあります。

原因はCVT内部の金属ベルトの破損や、油圧を制御するバルブボディの不具合などが考えられますが、問題はその「修理費用」です。 ディーラーで新品のCVTに乗せ換えようとすると、数十万円コースの請求が来ることも珍しくありません。

現実的な修理費用の目安

もしCVTが壊れてしまった場合、新品ではなく「リビルト品(再生部品)」や中古パーツを使って修理するのが一般的です。

それでも、整備工場での実例を見ると、総額で約88,000円〜100,000円程度の出費になることが多いようです。 この金額には、部品代だけでなく、交換工賃や専用の診断機を使ったコンピューターのリセット作業料も含まれています。

特に、このCVT交換作業は単に部品をポン付けすれば良いというものではなく、学習値の初期化やキャリブレーションといった専門的な作業が必須になります。

そのため、購入時には「CVTフルードが定期的に交換されていたか」を整備記録簿で確認することが、自分を守るための第一歩になります。

足回りから異音がする弱点

試乗や現車確認の際に、ぜひ耳を澄ませてチェックしてほしいのが「足回りからの音」です。

N-WGNに限らずホンダの軽自動車全般に見られる傾向でもありますが、走行距離が伸びてくると、路面の段差を拾った時に「コトコト」「ゴトゴト」という異音が発生することがあります。

この異音の主犯格としてよく挙げられるのが、スタビライザーリンクという部品の劣化です。 サスペンションの一部で、左右のバランスを取る棒状のパーツなのですが、これの接続部分(ボールジョイント)が摩耗してガタが出ると、走行中に不快な音を奏で始めます。

幸いなことに、このスタビライザーリンク自体の部品代はそこまで高価ではなく、交換作業も比較的簡単です。

もしDIYが得意な方なら自分で交換して安く済ませることも可能でしょうし、整備工場に頼んでもそこまで高額な修理にはなりません。

ただ、購入時にすでに音が鳴っている車両は、前のオーナーがあまりメンテナンスに関心がなかった可能性も考えられます。

「コトコト音」が聞こえたら、スタビライザーリンクの交換を納車整備の条件に入れてもらうなど、交渉材料にするのが賢い買い方かもしれません。

ウォーターポンプの水漏れトラブル

エンジンの健康を守る上で最も怖いトラブルの一つが、冷却水(クーラント)の漏れです。 JH1型のS07Aエンジンにおいて、注意が必要なのがウォーターポンプからの水漏れです。 ウォーターポンプはエンジンを冷やすための水を循環させる心臓部のようなパーツですが、経年劣化により回転軸のシール部分から冷却水が滲み出てくる事例が報告されています。

もしこの水漏れに気づかずに乗り続けてしまうと、冷却水が不足してオーバーヒートを引き起こしてしまいます。

最悪の場合、エンジンのヘッドが熱で歪んでしまい、エンジンそのものがダメになってしまう(=廃車級の修理費)というシナリオも十分にあり得ます。

中古車を見る際は、ボンネットを開けてエンジンルームを覗き込んでみてください。

エンジン左側のベルト周辺やウォーターポンプ付近に、ピンク色や青色の粉っぽい付着物(漏れたクーラントが乾いた跡)がないかを目視でチェックしましょう。 また、リザーバータンクの液量が極端に減っていないかも重要なチェックポイントです。

もし不安があれば、販売店のスタッフに「ウォーターポンプの状態はどうですか?」とズバリ聞いてみるのも良いでしょう。

中古市場での価格と買取相場

さて、ネガティブな話が続きましたが、価格面では非常にポジティブな状況が生まれています。 2025年現在、新型(JH3/JH4型)への買い替えが進んだことで、初代N-WGNカスタムの中古車相場は下落傾向にあり、まさに「買い時」の底値圏に入りつつあります。

市場データを見ると、一般的な中古車販売店での店頭価格(諸費用込みの乗り出し価格)は、50万円〜70万円のレンジが中心帯になっています。

走行距離が多めだったり、年式が古い初期型であれば、総額30万円台で見つけることも不可能ではありません。 新車時には150万円以上したカスタムグレードがこの価格で手に入るというのは、コストパフォーマンスとしては非常に優秀です。

一方で、売却時の「買取相場」についても触れておきましょう。 現在の買取平均価格は30万円台前半で推移しており、月単位で見ても緩やかに下落しています。

これは何を意味するかというと、もし今購入して数年後に売ろうとしても、高いリセールバリューは期待できないということです。 「安く買って乗り潰す」というスタンスであれば最高の一台ですが、「数年乗って高く売る」という投資的な視点ではあまり向いていないかもしれません。

項目 価格レンジ(目安) 備考
乗り出し価格 30〜70万円 年式・走行距離により二極化
買取相場 約15〜33万円 下落トレンド継続中

購入時に確認すべきリコール情報

中古車購入における最後の砦、それが「リコール情報の確認」です。 車は工業製品ですから、設計上のミスや製造時の不具合が後から発覚することは珍しくありません。 重要なのは、それらが適切に対策されているかどうかです。

JH1型のN-WGNに関しては、過去にいくつかのリコールが届け出られています。

特に注意したいのが、平成27年(2015年)に届け出られたCVTの制御プログラムやシャフトに関するリコール(届出番号3702等)です。 これが未対策のままだと、先ほど触れたCVTトラブルのリスクが跳ね上がってしまいます。

中古車販売店に並んでいる車がすべて対策済みとは限りません。 購入を検討している車両が見つかったら、必ず「車台番号」を控えて、メーカーの公式サイトで検索をかけてみてください。

もし未対策であれば、購入前にディーラーで無料で修理を受けることができますので、必ず実施してから納車してもらうようにしましょう。 これは自分の命と財布を守るための必須作業です。

(出典:Honda リコール情報 | 本田技研工業株式会社

Nワゴンカスタム旧型の総合評価まとめ

ここまで、N-WGNカスタム旧型(JH1/JH2)について、良い面も悪い面も包み隠さず見てきました。 結論として、この車は誰にでもおすすめできる万能選手ではありませんが、条件さえ合えば「最強のコスパ車」になり得るポテンシャルを秘めています。

この車がおすすめな人

  • 予算重視派: 乗り出し50万円以下で、見た目の良いハイトワゴンを探している人。
  • 郊外・地方在住者: 信号の少ない道を走る機会が多く、ターボモデルの燃費性能を活かせる人。
  • メンテナンス意識のある人: オイル交換や異音のチェックなど、車の健康管理を面倒がらずにできる人。

逆に、「車検まで何もしたくない」「修理費がかかるのは絶対に嫌だ」という方は、もう少し予算を足して高年式の車両や、保証の手厚い認定中古車を選んだ方が無難かもしれません。

しかし、「車両価格30万円 + 予備整備費10万円」という予算組みができるのであれば、これほど満足度の高い軽自動車はなかなかないと思います。

リスクを知った上で賢く選べば、N-WGNカスタムはあなたの生活を豊かにしてくれる良きパートナーになってくれるはずです。

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