
子供のおもちゃ収納、悩みますよね。SNSでよく見かけるおしゃれな子供部屋には必ずと言っていいほどIKEAのトロファストがありますが、一方で身近なニトリの収納も捨てがたい魅力があります。ikeaのトロファストとニトリはどっちがいいのか、私も子供部屋を作る際に徹底的に調べました。
毎日散らかるおもちゃをどう片付けるか、部屋のサイズに合うのはどちらか、そして将来的に使い回せるのはどっちなのか。デザイン性だけでなく、類似品の有無や代用が可能かどうかも気になるところです。後悔しない選択をするためには、それぞれのメリットとデメリットを正しく理解する必要があります。
この記事では、実際に検討した経験や多くのユーザーの声を分析し、サイズの違いから互換性に関する噂の真相まで、皆さんが知りたい情報を余すところなくお伝えします。
- IKEAトロファストとニトリ製品の決定的なサイズの違いと設置イメージ
- ニトリのカラーボックスでトロファスト風収納を実現する方法と互換性の真実
- 安全性や組み立てやすさから見る、各家庭のライフスタイルに合った選び方
- 購入前に知っておきたい送料やトータルコストを含めた賢い買い物のコツ
IKEAトロファストとニトリはどっち?失敗しない比較

トロファスト 子ども部屋システム収納 イケア公式サイトより
おもちゃ収納を選ぶ際、まず直面するのが「IKEAのデザイン性」を取るか、「ニトリの実用性」を取るかという究極の選択です。どちらも素晴らしい商品ですが、設計思想が根本的に異なります。
ここでは、実際に部屋に置いたときの圧迫感や使い勝手を左右するスペック面を中心に、両者を徹底的に比較していきます。イメージだけで決めてしまうと、後で「大きすぎた」「使いにくい」と後悔することになりかねません。数字に基づいた冷静な視点で見ていきましょう。
トロファストとニトリ収納のサイズの違い
まず、最も重要かつ失敗しやすいポイントである「サイズ」について詳しく見ていきます。IKEAのトロファストとニトリの収納(カラーボックスやシェルフ)では、特に「奥行き」に決定的な差があります。
IKEAのトロファストは、基本的に海外の住宅事情に合わせて設計されています。代表的なフレームの奥行きは約44cmです。これに対して、ニトリのカラーボックスやNクリックなどの収納シリーズは、日本の住宅事情、特に尺モジュール(約91cm単位の設計)や狭い部屋でも使いやすいように設計されており、奥行きは約30cm〜40cmが主流です。
ここがポイント
この「約14cm」の差は、数字で見る以上に部屋の広さに影響を与えます。6畳の子供部屋やリビングの一角に置く場合、奥行き44cmの家具は想像以上の存在感を放ちます。
具体的に比較してみましょう。
| 項目 | IKEA トロファスト | ニトリ Nクリック/カラボ |
|---|---|---|
| 奥行き | 約44cm(深め) | 約30cm〜40cm(浅め) |
| 幅 | 99cm / 94cm / 44cmなど | 42cm / 60cmなど |
| 高さ | 52cm / 91cmなど | 80cm〜100cm前後 |
| 特徴 | 収納力重視。ベンチとしても使える安定感。 | 省スペース重視。日本の書籍(A4)に最適化。 |
トロファストの奥行き44cmは、収納力という点では非常に優秀です。大きなぬいぐるみや、箱に入ったままのおもちゃもすっぽり収まります。また、高さ52cmのロータイプなら、奥行きがある分だけ安定感があり、子供が天板の上で遊んだり、ちょっとしたベンチとして座ったりすることも可能です。
一方、ニトリの奥行き30cm前後は、壁面にスッキリと収まるのが最大のメリットです。リビングに置いても動線を邪魔しにくく、圧迫感を感じさせません。ただし、大きなおもちゃははみ出してしまう可能性があります。
部屋の広さに余裕があり、子供がのびのびと遊べるスペースを作りたいならIKEA、限られたスペースを有効活用したい、あるいはリビングに置いても邪魔にならないようにしたいならニトリ、という選び方が基本になります。
ニトリにトロファストの類似品や代用はあるか
「IKEAのデザインは好きだけど、近くに店舗がない」「通販の送料が高い」という理由で、ニトリでトロファストのような使い方ができる商品、いわゆる「ジェネリック・トロファスト」を探している方は非常に多いです。
結論から言うと、ニトリに「トロファストと全く同じ構造の商品」はありませんが、「近い使い勝手を実現できる組み合わせ」は存在します。
IKEAトロファストの最大の特徴は、フレーム自体に溝(ガイドレール)があり、そこに直接ボックスを引き出しとして差し込める点です。これに対してニトリのカラーボックスは、基本的に「棚板」で仕切る構造です。
しかし、ニトリにはこの弱点を補うためのオプションパーツが豊富に用意されています。
ニトリで実現する引き出し収納
ニトリのカラーボックス専用の「引出しレール」を取り付けることで、専用の「インボックス」を引き出しのように使うことが可能です。これにより、見た目や機能性をトロファストに近づけることができます。
特に注目したいのが、ニトリの「Nクリック」シリーズです。従来のカラーボックスよりも見た目がスタイリッシュで、ネジ穴が見えない構造になっています。これに専用のインボックスを組み合わせることで、かなりトロファストに近い「おもちゃをポイポイ放り込める収納」を作ることができます。
ただし、あくまで「代用」である点は理解しておく必要があります。トロファストのように、ボックスのサイズ(深さ)を自由に変えて、レールの一段飛ばしで調整するといった柔軟性は、ニトリの既製品レールでは再現しにくい場合があります。また、レールを取り付ける手間が発生するのもニトリで代用する場合の特徴です。
「完全に同じ見た目」を求めるならIKEA一択ですが、「機能性として引き出し収納が欲しい」のであれば、ニトリのカスタマイズで十分に満足できる可能性が高いでしょう。
おもちゃ収納としての安全性と使い勝手
子供が使う家具ですから、安全性と使い勝手はデザイン以上に重要です。ここでは、IKEAとニトリ、それぞれの「親目線」での安全性評価を行います。
IKEA トロファストの安全性と使用感
トロファストのボックスはポリプロピレン製で、硬くて丈夫です。汚れてもガシガシ洗える点は素晴らしいのですが、「硬い」ことは怪我のリスクにもつながります。
ボックスの角は丸まっていますが、素材自体が硬いため、子供がボックスを落として足にぶつけたりするとかなり痛いです。また、トロファストのレールにはストッパーがないため、勢いよく引き出すとボックスごと落下します。これは「ボックスごと持ち運んで遊ぶ」というコンセプトゆえの仕様ですが、小さな子供がいる家庭では注意が必要です。
また、パイン材のフレームは無垢材ならではの温かみがありますが、角の面取り(丸くする加工)は比較的浅めです。気になる場合はコーナーガードなどで対策する必要があるかもしれません。
ニトリ 収納シリーズの安全性と使用感
一方、ニトリでおもちゃ収納を作る際によく選ばれるのが「ソフトNインボックス」です。このボックスの最大の特徴は、素材にポリエチレンを使用しており、非常に柔らかいことです。
角が丸く、素材自体もフニャッとしているため、万が一子供がぶつかったり、落としたりしても怪我をするリスクが極めて低いです。この「安全性」という一点において、ニトリのソフトインボックスは最強の選択肢と言えるでしょう。
注意点
ニトリのソフトインボックスは柔らかい反面、重いものを詰め込みすぎると変形してレールから外れやすくなることがあります。本や大量の積み木など、重量のあるものの収納には、硬質の「Nインボックス」を選ぶなど使い分けが必要です。
買ってから後悔しないための奥行き確認
先ほどサイズの違いについては触れましたが、ここではより具体的に「後悔しないためのシミュレーション」についてお話しします。「奥行き44cm」という数字を聞いて、「たかが14cmの差でしょ?」と思った方は要注意です。
日本の一般的な住宅のクローゼットや押し入れの奥行き、あるいは部屋の柱の出っ張りを想像してみてください。ニトリのカラーボックス(奥行き約30cm)は、こうした日本の住宅の「ちょっとした隙間」や「壁のライン」に驚くほど綺麗に収まります。
一方で、IKEAのトロファストは、壁から44cm飛び出します。これは、大人が横向きに立った時の肩幅くらいあると考えてください。廊下や狭いリビングに置くと、明らかに「出っ張っている」感覚になります。
購入前に必ずやるべきなのは、マスキングテープなどで床に「44cm × 幅」のラインを引いてみることです。そして、実際にその周りを歩いてみたり、子供が遊んでいる様子を想像してみてください。
「掃除機をかける時に邪魔にならないか?」「子供が走り回ってぶつからないか?」といった視点で確認することで、設置後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができます。
価格と送料を含めたトータルコストの比較
最後に、お財布事情も無視できません。本体価格だけでなく、送料やオプションパーツを含めたトータルコストで比較しましょう。
IKEAの製品自体は非常にリーズナブルです。しかし、IKEAには「送料の壁」が存在します。店舗が近くにない場合、オンラインストアでの購入となりますが、家具の配送料はエリアによっては数千円〜となることが一般的です(※購入金額やキャンペーンによる変動あり)。
例えば、トロファストのフレームとボックス一式で15,000円だったとしても、送料が加わって20,000円近くになることも珍しくありません。
対するニトリは、全国に店舗網があり、実店舗での受け取りが容易です。配送を依頼する場合でも、日本国内の物流網を生かした比較的安価な送料設定になっています。また、カラーボックス本体は1,000円〜3,000円程度と非常に安価です。
コストパフォーマンスの考え方
- 初期費用を抑えたい:ニトリが圧倒的に有利。レールやボックスを買い足しても、IKEAより安く済むケースが大半です。
- リセールバリュー(再販価値)を考える:IKEAが有利。トロファストは人気ブランド家具として認知されているため、子供が成長して不要になった際、メルカリなどで比較的高値で売れやすい傾向にあります。
「買う時は高いけれど、売る時も値段がつくIKEA」か、「買う時に安く、使い倒して処分もしやすいニトリ」か。この視点を持つと、単純な価格比較以上の判断ができるようになります。
IKEAトロファストとニトリどっちが自分の家に合うか
スペックや価格の違いが見えてきたところで、次は「自分の家での具体的な使い方」にフォーカスを当ててみましょう。
「ニトリの棚はあるけど、IKEAの箱を入れたい」「100均グッズと組み合わせたい」「組み立てが苦手」など、各家庭の事情に合わせたベストな選択肢を探っていきます。互換性やDIYの可能性を知ることで、カタログスペックを超えた、あなただけの収納スタイルが見つかるはずです。
ニトリの棚とIKEAボックスの互換性
ネット検索で非常に多いのが「ニトリのカラーボックスに、IKEAのトロファスト専用ボックスは入るのか?」という疑問です。もしこれが可能なら、安価なニトリの棚で、おしゃれなIKEAの収納を実現できることになります。
結論から申し上げますと、「そのままでは入りません」が「DIYすれば入ります」。
ニトリの標準的なカラーボックスの内寸幅(約39cm〜40cm)に対して、IKEAトロファストのボックスの幅は、縦に入れるか横に入れるかで異なりますが、レールの引っ掛かり部分を含めるとサイズが合いません。
- 横向きに入れようとすると:ボックスの幅は約30cmなので、左右に大きな隙間ができてしまい、レールが届きません。
- 縦向きに入れようとすると:ボックスの長さは約42cmなので、ニトリのカラーボックスからはみ出します(または入りません)。
ただし、DIYが得意な方の間では、ホームセンターでL字アングルなどを購入し、ニトリのカラーボックス内部に独自のレールを取り付けて、IKEAのボックス(特に浅型のもの)を収納するという改造テクニックが存在します。
しかし、これには正確な採寸と水平に取り付ける技術が必要であり、手間もかかります。「ポン付け」できる互換性はないため、DIYに自信がない方は、素直にニトリ純正のインボックスを使うか、IKEAのフレームを購入することをおすすめします。
100均と組み合わせるシンデレラフィット術
本体同士の互換性は低いですが、「ボックスの中の整理」に関しては、100均アイテムとの相性が抜群です。これを活用することで、IKEAを選んでもニトリを選んでも、収納の使い勝手を劇的に向上させることができます。
いわゆる「シンデレラフィット」と呼ばれる組み合わせです。
IKEAトロファスト × ダイソー/セリア
トロファストの浅型ボックスには、セリアなどで販売されている「仕切りケース」や「整理トレー」が驚くほどフィットすることがあります。例えば、レゴブロックを色別に分けたり、おままごとの野菜を種類別に分けたりするのに最適です。大きざっくりとした収納が得意なトロファストですが、100均アイテムをインナーとして使うことで、細々としたおもちゃも管理しやすくなります。
ニトリ インボックス × ダイソー/セリア
ニトリのインボックスは角が直角に近い形状をしているため、100均のスクエア型ケースが無駄なく収まります。ダイソーの「粘土ケース」が縦にピッタリ収まるという報告も多く、カードゲームや文房具の収納に役立ちます。
ポイント
100均のアイテムは商品の入れ替わりが激しいため、必ず店舗でサイズを測ってから購入しましょう。ボックスの中にさらに小さなボックスを入れる「入れ子構造」を作ることで、子供が「片付ける場所」をより認識しやすくなります。
組み立ての難易度と手間を考慮する
家具を買う時に意外と見落としがちなのが「組み立て」の工程です。届いたダンボールを開けて絶望しないために、それぞれの難易度を知っておきましょう。
IKEAトロファストの組み立ては、正直「大変」です。 特にパイン材のフレームは木製で重量があり、ネジ止め箇所も多いです。女性一人で組み立てる場合、電動ドライバーがないと手が痛くなる可能性が高いです。また、IKEAの説明書は文字がなくイラストのみで構成されているため、慣れていないと戸惑うこともあります。「完成した時の達成感はひとしお」ですが、それなりの覚悟と時間、そして工具の準備が必要です。
一方、ニトリ、特に「Nクリック」シリーズの組み立ては「感動的」です。 Nクリックは、ネジを使わずに板と板をはめ込むだけで組み立てられる独自の技術を採用しています。工具不要で、慣れれば10分〜15分程度で完成します。従来のカラーボックスもネジ止めが必要ですが、IKEAに比べれば部品点数も少なく、日本語の親切な説明書がついているため、難易度は低めです。
「忙しくて時間がない」「DIYは苦手」「電動ドライバーなんて持っていない」という方は、ニトリのNクリックを選ぶだけで、休日の貴重な数時間を守ることができます。
部屋のレイアウトに合わせた組み合わせ
最終的にどちらを選ぶかは、部屋のレイアウトや将来像にも関わってきます。
IKEAのトロファストは、その存在自体がインテリアの主役になります。階段状に配置されたフレームは、子供部屋のアイコンとして機能し、北欧風の可愛らしい空間を一瞬で作り出します。子供部屋という「専用の空間」があり、そこを可愛くコーディネートしたい場合には最適です。
対してニトリの収納は、良い意味で「主張しない」のが強みです。白や木目調のシンプルなデザインは、リビングのテレビ台の横に置いても、寝室に置いても違和感がありません。おもちゃ収納として使わなくなった後も、本棚やクローゼット内の整理棚として、家のあちこちで再利用しやすいのはニトリです。
「子供部屋を作り込むならIKEA」、「リビング学習や家族共有スペースに馴染ませるならニトリ」という視点でレイアウトを考えてみると、自然と答えが出てくるかもしれません。
結論:IKEAトロファストとニトリどっちが正解か
ここまで様々な角度から比較してきましたが、最後にまとめとして「タイプ別のおすすめ」を提示します。どちらが絶対的な正解ということはありません。あなたのライフスタイルに合う方が「正解」です。
IKEA トロファストがおすすめな人
- デザイン重視:北欧インテリアやSNSで見るおしゃれな子供部屋に憧れている。
- スペースに余裕がある:奥行き44cmを置いても部屋が狭くならない。
- 「ポイポイ収納」を極めたい:頑丈なボックスで、子供がラフに扱っても大丈夫な環境を作りたい。
- DIYや組み立てを楽しめる:電動ドライバーを用意して、家具作りもイベントとして楽しめる。
ニトリ 収納シリーズがおすすめな人
- スペース効率重視:狭い部屋やリビングに置くため、奥行きを抑えてスッキリさせたい。
- 安全性重視:柔らかいソフトインボックスを使って、怪我のリスクを最小限にしたい。
- コスパと手軽さ重視:初期費用を安く抑え、組み立ても簡単に済ませたい。
- 将来の転用を考える:子供が成長した後も、普通の棚として別の部屋で使い回したい。
私自身の経験で言えば、子供が小さくおもちゃの管理が大変だった時期は、リビングにニトリのソフトインボックスを使った棚を置き、怪我の心配なく過ごせるようにしました。そして子供が成長して自分の部屋を持つようになったタイミングで、IKEAのトロファストを導入し、自分でお片付けをする自律心を育てるスタイルに移行しました。
「今はどっちが必要か?」という視点で、ぜひ最適な一台を選んでみてください。どちらを選んだとしても、子供が笑顔でお片付けできる環境が作れれば、それが大正解です。
